ギックリ腰でうまくゆかない日々。
咲き残りのグロリオサ(篝火花)
数日前から腰が痛い。
俗にいうギックリ腰。
秋から寒い冬のになるころ
この状態が起こる。
癖になる、習慣になるから馴れっこに
なっている。
このギックリ腰は年寄りになると
出やすいようだ。
この手の病気のベテランになって
しまった。
続けていれば、人間国宝にと思わん
でもないが。
家人も、このことには慣れてしまった。
私「おい、ギックリ腰になった」
家人「またですか、やれやれですね」
最近、このことは話題にもならない。
あとはそっと立ち上がる。
そっと、のろのろと歩き出す。
そっと座る。
なにをするにも、超ゆっくりである。
まあ、ギックリ腰の薬はそっと動く。
湿布薬を何枚も張る。
あとは、時間がたつとなおると念じる。
***
それでも生きてゆくには、なにかやって
いないと気がすまん。
年寄りだからと観念しておれば
すむことのような気もする。
これも持って生まれた性分のようで
決められたことや決めたことは
消化しないと気が落ち着かない。
いやな性分であるが、まわりに
及ぼすようなおおそれたことは
してないから家人もワシも
落ち着き払っている。
だがね、家人の目の前をゆっくり
スローでうろつくと目障りに
なるようだ。
家人「忙しく働けと言うのじゃあない
目の前をウロチョロされるのが
目障りなんだよ」
家人は落ち着いてテレビを見るのが好み。
落ち着いて床に新聞を広げて読むのが好み。
それが終わつて、落ち着いて居眠り
するのが好み。
これを邪魔されるのを好まない。
だから「落ち着いて座れと発言なさる」
***
ワシにも一応一日のスケジュールがある。
ただ、計画表なんかは作っていない。
チェックポイントはある。
薬を飲み忘れなこと。
茶色のカプセルの薬は猫のモコが
大好き。
楕円形の筒状だから転がり方が
面白い。
なにかの虫と間違えている。
うむ、薬のことやモコの好みのこと
ではなかった。
***
ギックリ腰だから、物事がうまく
さばけない。
メダカの水槽が汚れて来た。
掃除の予定は過ぎてしまった。
メダカは水が汚いとは言っていない。
もう少し我慢してもらおう。
透かしほおずきも12個が洗面器の
中で漂っている。
ゴーヤも枯れて来た。
小さな実がなっているがAさんも
欲しがらない。
季節の変わり目にギックリ腰に
なりました。
メロディーをつけて歌った。
では、またあした。
ポチッとをいただくと
メダカも我慢するでしょう。