豆アジのフライは世界を救う「妄想」
井戸端の脇に咲き残っていた。
昨日から、メダカの水槽の掃除をしている。
今回は、掃除が遅れ気味で、水槽の壁まで
汚れている。
家人「メダカがきれいに見えんといかんよ」
水族館のガラス窓みたいに、きれいでないと
お好みでない。
「あれはな、専門の掃除の人がいるからだ」と
言おうと思ったが、居心地の良い居間を
こわしたくない。
だんまりは金。
メダカの水槽3個は、チョイの間に終わる。
頭の中の計算ではそうなった。
昨日は水槽の2個を終わらした。
うむ、疲れた、ここらでひと休み。
で、昨日はお終いになった。
残った1個の水槽は、ビフォーアフターの
ビフォーで汚れが目立っている。
こりゃ早々に洗わないと、お小言が来そう。
***
今朝ほどは、選挙の結果が決まっていた。
落っこちれば良いなあというやつの何人かが
見事に落っこちていた。めでたい。
つねづね、もっと中道の党が伸びないかと
思っている。
これも当たりだった。めでたい。
これはこれ、あれはあれと、キチンと
筋道をつけて、賛成、反対をしてくれると良い。
「根底は日本の将来に向けて」なんだ。
***
最後の1個の水槽もやっとこさ掃除が
終わった。
大人になったメダカは3センチで8匹。
昨年の春に卵でいただいて
無事に育った。
なにしろメダカ育ては、初めてで緊張した。
そんなことを考えていると。
背中の方で家人の声がした。
家人「さっきから声をかけているのに
何を考えているかい」
水槽の掃除が終わって、ホッとしていた。
メダカをながめて何となく考え事を
していた。
それがぼんやりした姿に見えたようだ。
年寄りのぼんやりとした姿は、ボケ状態に
見えるのかもしれない。
要注意だ。
***
私「テレビ作った豆アジのフライは凄かったな」
家人「ええ、お見事でした、あんたはメダカを
フライにするなんて考えていないでしょうね」
私「いや、まさか、どこかの国じゃあるまいし
可愛いいペットを食べるなんて考えていないよ」
家人「本当ですか、どうやったら食べられるかと
妄想していたのでは」
私「日本の将来の食糧事情から考えると
貴重なタンパク源ではあるな」
家人「天ぷらにしたいなどと考えないで
下さいよ」
私「おい、お前の方が考えているよ、さては
ワシを冷血漢にしたいのか」
***
豆アジと言うのは、小アジよりもっと
小さいもの。
何センチからそう言うのか定義は知らん。
3センチの豆アジと言うのは本当に小さい。
1センチの3倍だよ。
テレビの番組では、この豆アジをきれいに
下ごしらえをして、卵液をつけてその上に
パン粉を押し付けて、小さいフライヤーで
揚げていた。
出来上がったものは、これまた小さい皿に
盛りつけてある。
ビックリした。
私「すごい仕事だ」
家人「ミニチュアで本当の食べ物ですからね」
さらに驚いた。
これを作ったのは外国の人だった。
私「なにい、この発想は日本人じゃア
ないのか」
家人「世の中せまくなったんですよ
この間は外国の女性が鯛焼きの勉強に
来ていたよ」
***
豆アジのフライが、世界中の食糧事情を
解決する。
妄想が浮かんだ。
3センチのフライが一人前だとすると
これで満足する人は身長が1メートル足らず。
今の大人の半分ぐらい。
すべての人が半分の大きさになれば、世の中は
すべて半分になる。
食糧事情も。
家や建物も。
衣類の大きさも。
エネルギー問題も。
新聞の大きさも。
二酸化炭素の排出量も。
すべてが解決する。
が、どうやって身長を半分にするか。
「どらえもんのドア」を使う。
ここを通り抜けると体が小さくなる。
半分の大きさ。
***
逆に考えると地球の大きさが倍になる。
素晴らしい考えですがねえ。
妄想はお終い。
また、あした。
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