おーい来てくれ、今すぐだ。
私「おーい来てくれ、今すぐだ」
家人「ハイハイ、なんですか」
私「目ん玉開いてよく見てみろ」
メダカの水槽の中を指さした。
家人「あらら、赤ちゃんじゃあないですか」
私「どうだ、びっくりたまげたろう」
メダカA「あんたどこの子だい」メダカB「見たことがないよ」
家人「玉はないですが、びっくりしました
赤ちゃんメダカは1匹だけですか」
そういいながら、水草のあいだを丹念に
さがしている」
私「今見たところ1匹のようだ」
***
この水槽には、今年の春先に生まれて
育った6匹が入っている。
半年ほどたって、大人のメダカより
やや小さい。
しかしこの6匹のうちのどれが卵を
産んだかわからない。
2匹で追っかけっこをやっていた。
あの2匹のどちらかだと思う。
卵を持ったことも気が付かなかった。
よくもまあ、元気に育ったものだ。
***
小さい稚魚は、大人のメダカを
恐れていない。
大きなメダカがそばに来ても
平気の平左だ。
かえって、大人のメダカが当たらず
触らずで遠慮をしている。
見ていると何となくお面白い。
「子供がそばに来たのね、仕方ない」の
表情である。
ブログには、卵は大人のメダカに
食べられると書いてあった。
そうだあれば、この卵は水草に囲まれて
見つからなかったのだろう。
「奇跡の卵」だ。
稚魚の間も食べられるようだ。
しかし、見ているとその話は
信じられない。
6匹の大人の間をゆうゆうと泳いでる。
メダカは同族の稚魚を認識している。
種の保存の本能だろう。
***
家人「あんたが、毎日きっちりと餌を
あげているからだよ安心している」
私「自然のメダカは食うや食われずで
生きているからな」
家人「ところでね、水槽がだいぶん
汚れていますね」
私「そろそろ、掃除をせんといかんと
思っとった」
そういわれると、明日にでも掃除を
しないといけないムードになった。
明日、天気になあれ。
では、またあした。
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