わかりやすいブログ。
家人「台風が近づいていますね、今夜九州に
上陸するようです」
私「予報を見るとな、テレビ局で上陸箇所が
少しずつ違っている」
私「さっき見たのは熊本寄りだった」
家人「もっと近くなればわかりますよね」
私「さあ、どうだか」
そんなに大きな台風ではない。
いつもの台風だったら、予報円の中に
赤色の暴風圏があるが、今度の台風は
強風圏だけである。
台風前の片づけものは、いつもの
習慣である。
なにしろ昔は、九州は台風銀座と
言われていた。
***
テレビをときどき見ながら、ボールペンで
ブログの下書きを書いている。
このボールペンは書き味がいやに
ざらついている。
まるで書きたくないと抵抗しているようだ。
せっかく書きたいことの切れっぱしが頭に
浮かんでいるのに。
こいつめが邪魔しやがる。
貴様なんか使わんぞ。
他のボールペンと変えようと思ったが
あいにくと予備のボールペンを
切らしている。
***
私「おーい、新しいボールペンを
買っとかんといかん筆が進まん」
家人「なに言ってんだよ、あんたの
考えは休むに似たりじゃんか」
私「その休むに似たりが、ほんの
少し進もうとする時このボールペンの
やつめが邪魔をする」
家人「ほら、そうやってボールペンの
せいにする根性が曲がっているんだよ」
私「何だと、ワシの根性が曲がっているだと」
家人「そうだよ、あんたが畑で作った
大根は曲がったものが多かった、作る人の
性質を受け継いだんだよ」
私「ワシの根性は、大根が受け継いだのか」
家人「そうだよ、ワサビに使えるような
飛びっきり辛い大根もあったよ」
私「なかには旨い大根もあったと思うがね」
家人「たしかにね、でも数がすくなかった
あれは、マグレだったんだ」
私「なにい、マグレだと25年も作って
いたのがか」
***
私「ところでな、なんの話しだったか
ああボールペンだ、あんたのを
貸してくれんか」
家人「おあいにく様、今ボールペンは
切らしている」
私「だからここ数日家計簿を書いて
いないんだ」
家人「鉛筆でメモしています」
私「そのメモ磁石で冷蔵庫に止めとけば」
家人「はいはい、わかりましたよ」
***
「体験したことの文章はわかりやすい」と
書いてあった。
感動はなかった。
これでもブログに書けばわかりやすい
ブログになるだろうか。
では、またあした。
ポチッとをいただくと
嬉しいです。