老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

精霊馬(しょうりょううま)を作ろうか。

「お盆にさ、孫たちに野菜の動物を

作って見せたい」

Hさんは、そう言った。

私「ああ、精霊馬のことだろう」

 

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***

精霊馬はキューリとナスで作る。

キューリは馬。

ナスは牛。

 

 

その話はお盆に返って来るご先祖さんは

早く里に帰り着きたいので、足の速い

馬に乗って来る。

 

 

お盆が終わるとご先祖さんはあの世に帰る。

里での居こごちが良かったので帰りたくない。

出来るだけゆっくり帰る。

足の遅い牛に乗って帰る。

 

 

***

昔は盆の初日に迎え火を焚いた。

そこにはキューリの馬があった。

盆のおわりには送り火を焚いた。

そこにはナスの牛があった。

 

 

今は、玄関ざきで火をたくことも

少なくなった。

都会の玄関ざきで火を焚けば、消防車が

来るおそれがある。

 

 

マンションの扉の前で火を焚けば

大騒動になる。

考えないで下さい。

 

 

***

なあに、作るのは簡単。

 

 

キューリとナスに割りばしで足を

4本つけるだけ。

 

 

まあ、その足のつけ方で少しは

キューリの馬は早くとかナスの牛は

ゆっくりな姿が出来る。

とにかく、4本の足をつけるだけ。

 

 

昔、作ったものを写真で見せた。

Hさん「なるほど、割りばしで足を

4本つけるだけかわかったよ」

 

 

私「今の子供たちは喜ぶかどうか

わからんよ」

Hさん「そうだよ、遊びと言えば

ゲームだからね」

 

***

数年前まだ畑で野菜を作っていたころ

息子のところにキューリと太目のナスを

宅急便で送った。

 

 

家で作ったキューリの馬とナスの牛を

家人がスマホで写真を写して息子に送った。

息子はそれを見て「なつかしい」と返事が来た。

 

 

孫たちは、送ったキューリとナスで作った。

写真を撮って嫁さんの里に送った。

里の両親も「なつかしい」と言ったそうだ。

 

 

今は畑を止めている。

キューリとナスを孫たちに送れないのが

残念だ。

 

 

では、またあした。

 

 

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