サルも天神の街を、さるき(あるき)たい。
2回目のワクチン注射も無事に終わった。
もう、5日たったので大丈夫だろう。
朝食が終わって、ブログを準備していた。
準備と言っても、メモ帳と下書きノートと
ボールペンの赤と黒。
あとはノートパソコンを引っ張り出せばよい。
***
テレビの画面に、サルが写っていた。
なんだね、これは。
福岡の中心街、天神の通りにサルがいた。
車が行き交う道路なのだが、落ち着いた
行動を取っていた。
偶然かもしれないが、横断歩道で立ち
止まっている。
クルマの方が慌てて止まっている。
私「このサル、山からまっすぐに出て来たのでは
ないようだ、車の動きを良く知っている」
家人「山でいつも道路の脇まで来て、車を
見ていたのでしょう」
私「このサル、吉幾三の歌を知っていたんだ」
家人「おらさ、天神さ行ってくる、と
言うのでしょう」
私「サルも都会を歩く権利がある」
家人「グルメ志向で、せっかく街に出るなら
ごちそうを食べたい」
***
今年は少し様子が違う。
いつもの年なら、寒い冬になって山に餌が
なくなると里に出て来ていた。
もうすぐ梅雨明けになるような季節で
山には、食べる餌はあると思うが。
何か他の事情があるのだろうか。
そう言えば、3週間前にも福岡の街中に
サルがあらわれて、話題になった。
あの時のサルが、今度のサルに
「おい、天神と言うところは都会だよ
クルマが多くて、ビルがあるし食べ物が旨い」
そんなことを話したのではないか
まあ、これをきいて
「おらあ、天神さ、行くべえ」になって
出て来たのではないか。
***
もしその通りであれば
「とんでもない、都会は暮らしにくいところだ」と
言いきかせて山に返さんといかん。
そうでないと、ねずみ算的につぎつぎに
現れるようになる。
サルを教育せんといかん時代になった。
大分の高崎山みたいに、群れが作れるほど
集めて餌付けをする。
第2の高崎山をつくる。
幸いと福岡は山も近い。
観光名所になる可能性は大きい。
***
夕方のニュースでは、まだ捕まっていない。
天神界隈をゆうゆうと歩き回っている。
この猿は、3週間前にあらわれた
猿ではないかと専門家は話している。
天神のにぎわいが忘れられなくて
来たのかもしれん。
では、またあした。
ポチッとをいただくと
サルも喜びます。