好奇心と妄想とメダカ。
ニュートンはリンゴが落ちるのを見て
万有引力を発見した。
エジソンは、扇子の竹を見て電球の
フィラメントを作り出した。
見て物の質量を発見した。
ワシは今、メダカを見ている。
家人「なにを発見するのかい」
私「さあわからん、何事ももう発見され
尽くしているからなあ」
***
メダカは水面に近い所に目玉があって
水面の餌が良く見える。
これはどうも違うようだ。
目の位置は他の魚と違わない。
水底で逆立ちになって餌を探している。
自然の中では水底に危険な生物が多くいる。
そのため、水面近くで暮らしている。
水槽の中では水底は安全な所である。
安心して逆立ちをしている。
メダカは、普通の魚と同じ淡水魚である。
***
メダカの餌のゾウリムシ。
小さい小さい水中生物で米粒よりもっと
小さい。
目で見ると点として確認はできる。
増やし方は培養という方法である。
詳しくはわからんが、分裂して増える。
ゾウリムシにあたえる餌が面白い。
エビオスという消化剤である。
わかもとでも良いという話もある。
エビオスは、ビールを作る時の発酵を
もたらす酵母菌だ。
その酵母をゾウリムシは餌にしている。
ややっこしいが、そのゾウリムシを
メダカは餌にしている。
もしメダカがイワシやアジの大きさまで
育って食べられるとすれば、ビールの味が
するかもしれん。
ビールの肴にあうかもしれん。
興味が尽きない。
家人「あんたはビールが飲めないからね
考えてもしかたがないよ」
ビール好きのあんたに、新しい味の
開拓をしているのに冷たい仕打ちだと
思った。
***
ゾウリムシのことが東京大学の入学試験の
問題になった。
WEB
面白い東大入試・・・ゾウリムシの切断面は
どういう輪郭なのか。
幻冬舎 GOLD ON LINE
小松公夫 作家 医事法学者。
メダカの餌から出世をしたようだ。
めでたいね。
***
メダカは芸が出来ないだろうか。
大分の高崎山の登り口に、水族館がある。
そこでは、可愛い小鯛が輪くぐりを
していた。
今でもやっているかどうかは不明。
メダカは餌の時間になると集まってくる。
上手く芸を仕込めば、シンクロナイズド
スイミングをやるようになるかもしれん。
それは無理なら、水中ダンス。
「輪になって踊れ」をしてくれないだろうか。
また、あした。
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