ニャンマン通話、メダカの里帰り。
メダカは瓶でゆられて里帰り。
ゾウリムシを培養している。
メダカの餌で貴重なタンパク源だ。
その作業をする台の上で猫のモコが
朝寝をしていた。
珍しいことだ。
朝寝をするのは、小原庄助さんだと
思っていたが、猫も朝寝をする。
いつもならワシのベッドで朝寝を
するのだが、夕べ家人がベッドの
シーツを入れ替えた。
クールビーズ製を普通のシーツに。
モコはそれが気に入らなかったの
かもしれん。
あいつは人間の言葉をしゃべりきらん。
かと言って、ワシは猫の言葉をしゃべらん。
そういう訳で、何が本当のところであるか
わかりましぇん。
ニャンとかならないか。
猫語のAIと人間語のAIを突き合わせて
ニャンマン通話が出来ないかと
思っとるよ。
***
メダカが里帰りをした。
6匹。
里はメダカの卵をもらったところだ。
去年の春先。
娘「ほら、メダカの卵だ」
小さいビニールの袋に入ってモヤモヤッと
していた。
老眼のせいで良く見えん。
顔に近づけて良く見ると卵が
10個以上あった。
卵の中に黒いものが入っていた。
娘「数日で生まれるそうだよ」
私「これはどうした」
会社の昼休みにメダカのことが
話題になった。
卵をくれると言う。
親父は暇だから育てるかもしれん。
そういうと、すぐに持ってきた。
うちの親父は好奇心が強いと言うと
笑ったよ。
さすがにワシの娘だ、性格を正確に
わかっている。
***
その卵から10匹が生まれた。
育ったのは8匹。
3カ月で大人になった。
今年の春には、卵を産んだ。
メダカは多産である。
卵は30個以上とれたが、育ったのは
25匹。
そのうちの6匹が里帰りをした。
実家のほうは、梅雨明けに全滅した。
今は違う種類のメダカが育っている。
それで、もと育っていたものも欲しい。
そんな話になった。
もちろん「いいとも」と返事した。
***
里帰りの6匹は選ばなかった。
網ですくった。
入った順番だ。
ここに残ったほうが幸せなのか
里に帰ったほうが幸せであるか
そこんところはわからん。
メダカの運命だ。
幸せになってくれ。
娘「涙のお別れかい」
私「涙は出らんが少し寂しい」
***
家人「それでも、水槽が3個で25匹
以上いる、来年はどうします」
私「来年は増やさない、産児制限をする」
家人「産児制限が出来るのですか」
私「簡単なことだ、オスとメスを
わけて育てる」
家人「男女平等に逆らっています」
私「80才過ぎの政治家のたわ言になる」
いずれにしろ、これ以上は養いきれない。
産児制限を許してもらおう。
では、またあした。
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