鶏のたまごなら、儲かるのだが。
娘「親父さんよ、メダカの針子を10匹ほど
あげられないかなあ」
私「誰に、あげるのか」
娘「友達のお義母さんところの、孫」
ややっこしいが、友だちの甥っ子だ。
***
只今、メダカの稚魚(針子)は10数匹入った
ものを2個育てている。
メダカの卵を採って、20個ずつ別々に入れた。
2個に分けたのは、1個だけにすると大きな
水槽が必要になる。
育て方も自信がない。
1個だけに入れると全滅する可能性もある。
まあ、2個に分けて安全策を取った
つもりなのだが。
その1つに20個ほど卵を入れたのだが
全部は生まれなかった。
生まれても育たないものもいた。
おまけに、緑色をした水が育つと
書いてあったので実行したが
これだと姿が見えない。
そんな訳で、2個にそれぞれ10匹ほど
育っていると思われる。
確証はない。
この1個の10匹をお里帰りすることにした。
***
不思議なご縁で、もともとこのお義母さんから
去年の春、メダカの卵を10個いただいた。
メダカ育ては、初めてで自信はなかった。
今でもない。
なんとか6匹が育って、今年の春に卵を持った。
それが2個の水槽代わりの入れ物で育っている。
この1個をお里帰りにする。
お義母さんのところは、今年は調子が悪くて
まったく育たなかった。
それで、うちのメダカが里帰り
することになった。
甥っ子の夏休みの自由研究になるそうだ。
***
しかし、願ってもない良いご縁である。
家人「そんなにいっぱい育ててどうするの」
何回も、言われておる。
そう言う気持ちはわかっておる。
今回のお里帰りがなければ、来年の春は
全部育って卵を産むことになる。
考えただけで「ゾッ」とする。
メダカは、多産であるから100個、いや
それ以上の卵を産む。
時代劇の殿様の奥方役がお似合いだった
女優の名取裕子さんの家には100匹の
メダカがいるそうだ。
話しを知った時、何年もかかってそんなに
なったんだ、と思っていた。
風吹ジュンと言う女優さんの家は、4年で
1000匹になった。
10匹も育てれば、すぐに100匹になる。
家人「メダカ育ては、あんまり夢中に
ならないほうが良いね野菜より貰い手が
少ないからね」
私「はい、その通りであります、心得て
おきます」
水槽のメダカたちに「卵を産むのは
たいがいにしてくれ」とお願いした。
これが、鶏の卵なら儲かると思ったが。
では、またあした。
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