キューリの大きさは。
Aさん「こりゃあ、とり遅れて大きすぎるよ」
うちの庭のキューリを見てそう言った。
Aさんは、昔からキューリは買っている。
自分で育てて収穫したことはない。
Aさん「この大きさじゃあ、規格外れで
漬物用で売ってるよ」
家人「うちは2人とも、小さいキューリは
嫌いでね」
私「大きく育ったものが、旨いし甘みもある」
キューリの大きさの好みが違っていた。
Aさんは、街中育ちで買ったキューリを
食べて大人になった。
私と家人は、田舎育ちでキューリは
大きくなったものを食べて育った。
子供時代に食べ続けたものが、それぞれの
好みになっていた。
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一方、キューリを作り、出荷している人は
市場で指定された大きさと、真っ直ぐなものを
だしている。
規格品になって全国に供給される。
極端な話だが、九州で作られたキューリが
北海道の店に並んでいる。
流通の都合で、若どりをする。
それだと、日持ちが良い。
キューリはもっと大きく育ったほうが
旨いと思うのだが。
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地産地消のキューリ。
最近は、道の駅や農産物の直売所が増えた。
地元の生産者の品を、優先している。
朝取りの新鮮なもの。
そこでは、じゅうぶんに育った大きい
キューリがある。
少し、形が曲がったものもある。
見事に育ったキューリを薄く切って
塩もみをして三杯酢をかけただけで
たまらない美味しさになる。
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家人「Aさんは、あんなことを言うが
もっと大きくならないと、採らないからね」
私「中のタネをサジで採るぐらいにな」
タネをとり、来年これをタネまきしてみるか。
では、またあした。
ポチッとをいただくと
キューリも喜びます。