トマトの「F1」と「固定種」
ホームセンターや園芸店で売っている
野菜のタネは、ほとんどF1と書いてある。
私「トマトのタネはほとんどF1だそうだ」
家人「何だいこの前に、なんとか雑種と
言ってたね」
私「この前の一代交配雑種をF1と言う」
家人「雑種ならうちのモコだね」
私「猫のモコの話しか、あれは代々の
純粋な雑種でF1ではない」
家人「買ってきたトマトには、F1だの
雑種だの書いてないよ、どうやって
わかります」
私「わからん、しかしほとんど
F1のようだ」
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このF1の他には固定種と言うものがある。
先祖代々、同じ品種を交配して作られたもので
固定種と呼んでいる。
昔からの古い農家が、自家栽培で美味しかったものを
ずーっと守っている。
今でも、そのタネを固定種として売られている。
***
家で育て中のトマトは、当然F1から
タネを採ったもので大玉とミニがある。
今年は、まあ順調に育っている。
F1から生まれた初代目さんである。
畑の友達は、5年も繰り返し育てれば
固定種になると言った。
と言うことは、あと4年タネを採り
育てることを繰り返すと
「久留米じじいのトマト」と呼べる
固定種になる。
これは、貴重品でかつ面白い。
家人「しかしね、美味しくないと
つまらんよ」
私「味も、旨かったものを繰り返し
育てるから絶対に美味しくなるさ」
家人「そうですかねえ」
信じられないと言う顔をして行って
しまった。
なにもこのことで、商売をするつもりはない。
だから、旨かったものを5年間続けてみたい。
いや、10年間でも良いのだが。
そこまでは、神様が許してくれんだろう。
***
大玉のトマトは、ついにワシの背丈を越した。
おおかた2メートルになって来た。
逞しく伸びるのは歓迎だが、手が届かなく
なるのは困る。
ビニールハウスで育てているトマトを
見たことがある。
上にのばさずに、横にのばしてた。
それも何メートルも横に寝ていた。
そこで、横斜めに伸ばせないか思案している。
すぐ隣のキューリの棚まで伸ばして支柱を
使えないか、ひそかに考えている。
トマトのやつが、感じないようにそっと
考えている。
わかってしまうといじめられてると思って
のびなくなるからね。
では、またあした。
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