老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

亭主を取り替えたい。

家人に電話があった。

Sさん「ねえ、話を聞いてくれないか」

いつもの通り、亭主がなにかトラブルを

起こしたようだ。

 

 

1、いつもの聞き役。

 

この夫婦は仲が悪い。

一緒に食事に行かない。

一緒に旅行も温泉も行かない。

お互いに徹底している。

 

 

Sさんは、近所の病院でワクチンの

予約をした。

亭主のことは、ほったらかした。

 

 

亭主は、スマホ操作が出来ない。

予約の申し込みは面倒。

そのうちに何もしないでワクチン注射を

してくれるだろうと、のんびりしていた。

 

 

友達が、お前はまだか。

締め切り後は、ワクチン不用と

みなされるぞ。

その話を聞いて慌てた。

 

 

奥さんに泣きついた。

奥さんはかかりつけの病院の先生に

どうしてもとねばった。

 

 

辞退者が出たら連絡する。

辞退者が現れて受け付けられた。

 

 

奥さんは感謝されると思った。

「そうか、わかった」の返事だけだった。

 

 

頭に来たよ。

自分の失敗の尻ぬぐいばかりを、させやがって。

お礼や、感謝の言葉もない。

 

 

「早く、くたばってしまえ」と思うがそうも

いかん、年金の手取りが減ると困る。

寝た切りの病人になっても困る。

手がかかるなんてごめんだ。

 

 

2、口パクで、カラオケを。

 

ご主人は、なにをしているの。

麻雀だろ、カラオケだろ、それにゴルフだ。

仲間と旅行にも行ってるよ。

 

 

どれも、コロナで出来なくなって

テレビを見て1人でカラオケを歌っている。

音を小さくしてね。

 

 

いくら音が小さいでも同じ歌ばかり

何回も聞かされたらたまらんよ。

 

 

本物の歌手みたいに口パクにして

もらいたいね。

誰か、口パクカラオケの先生が

いないかねえ。

 

 

3、うち亭主と取り替えたい。

 

ところで、お宅の御主人は元気かい。

うちは、酒も駄目、歌も駄目、温泉も

行けない。

麻雀、ゴルフはもとからしない。

 

 

訪問看護がお休みでね、タンが出るように

一生懸命歩いているよ。

心配だが、何とかしのいでいるよ。

 

 

お宅の御主人は良いねえ。

理想だよ。

うちのと取り替えたいよ。

そんな話だった。

 

 

4、ストレスの引き取り手。

 

コロナのせいで、どこの暮らしも

ストレスがたまっている。

私「ストレスを引き取りますと言う

商売はないものかねえ」

 

 

家人「童話にあった、井戸の穴にたまった

ストレスを吐き出すのが」

私「そんなのが、あったかねえ」

 

 

***

四国八十八カ所参りに井戸寺があった。

 

井戸の穴に向かって自分の姿が写れば吉。

自分の姿が写らないと凶、と言うが

ストレス解消にはならんようだ。

 

 

では、またあした。