本屋さんに行きましょうよ。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
家人「読みたい本があります、本屋さんに
行きましょうよ」
私「〇〇書店までだな、タクシーで行こうか
明日、天気が良ければ行こう」
***
ワシの暮らしているところには、書店がない。
スーパーかコンビニの雑誌コーナーは
あるが、ほとんど週刊誌やその他雑誌である。
本格的な本などはほとんどない。
その上、図書館も離れたところで
いささか遠い。
とにかくタクシーを使うか、電車バスを
乗り継いで行くしかないが、これまた
体力が伴わない。
読書に関しては、離島の無人島に住んで
いるようなものだ。
***
ワシは、病気になって以来、どうも読書の
意欲がうすれた。
本に対する地理的な条件も重なっている。
せめて、近くて散歩がてらに行ける
図書館があれば、こうまでは読書の
意欲が低下しなかったと思う。
娘「ネットで注文すればいいよ、その他にも
読書専用のリーダーがあるよ」
私「ネットで注文かあ、読書は本を
選ぶことから楽しみが始まっているよ」
本を手に取って、これはどうだろうと
パラパラとページをめくり、確かめる。
この楽しみは、なんとも言えない。
静かな図書館で、おおこれは面白そうだと
数ページ立ち読みする。
いや、椅子があれば座って読む。
図書館は読みたい本をじっくりと
さがすことが出来る。
これもまた、楽しみの一つである。
まあ、書店でも同じようなものだが
買わないといけないと言う気持ちが
なんとなく慌ただしい。
***
家人「ここで、古本屋を開きますかねえ」
私「古本屋を開くのなら、転勤のたびに
本を処分しなければよかったよ」
家人「惜しいことをしましたね、相当な数に
なっていますよ」
私「まあ、たいしたものはなかったがねえ」
家人「たいしたものじゃあないことに
値打があったりします」
私「世の中、わからん」
***
家人「古本屋の女房って、なんか良さそうです
私好みです」
私「そう言う題の本あったような気がする」
わたしも家人も小さい古本屋を開いている。
のんびりと店番をしている。
知り合いの人が来て、コーヒーを出す。
誰それが書いた本について、話しをしている。
売れないことは覚悟の上。
暮らして行ければよい。
自分と家人の好みの本を集めて
店に並べる。
夢物語。
家人「それでは、ますます時代遅れに
なりますね」
私「いいや、古いが残したい情報屋さんだ
立派なものだよ」
古本屋さんも、古道具屋さんも、古着屋さんも
残したい情報を紹介している。
文化の継承者。
***
しかし、本にあり付くのにこうも難儀するのなら
娘の言う、読書の専用リーダーを検討してみるか。
老老二人共、もう立派な老眼だ。
文字を大きくして読めると言うのは
魅力である。
では、また明日。
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