バレンタインは、たこ焼きだよ。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
娘から電話があった。
珍しい。
いつも、予告なしで来るのに。
娘「バレンタインが遅れた、たこ焼きだよ」
電話はそれだけでプツンと切れた。
返事もあったもんじゃない。
***
娘は、お昼時の少し前に来た。
たこ焼きの道具を手に持っていた。
職場は、バレンタインのチョコは禁止。
家族で、たこ焼きパーティをした。
思いのほか好評だったよ。
喋りながら、たちまち用意が出来た。
タコもキャベツも刻んでビニールの袋で
持ってきていた。
娘「たこ焼きが昼ご飯だよ」
昼ご飯代わりのたこ焼きを、食べるのは
初めての体験である。
関西のほうでは、たこ焼きがおかずで
ご飯を食べると言うが、そんなことは
やったことがない。
***
たこ焼き、たい焼き、回転饅頭は
良く食べた。
会社の3時の休憩は、あみだくじがあった。
良く当たった。
当たった方は良くない。
お金を出すほう。
たまには、買って帰った。
お持ち帰りだ。
作っている店で食べたことは
1度もなかった。
出来立てでホカホカと湯気が立つ
ようなものを食べたことがない。
本当の美味しさを知らないの
かもしれん。
料理の美味しさの評価には
出来立ても入るだろう。
今日は、その出来立てで湯気が
出ているアツアツを食べられる。
***
娘「アツアツだからね、火傷しないように」
皿に、5個のっけてくれた。
マヨラーは、迷わずマヨネーズだ。
タコ焼きにマヨネーズをのせ半分に切って
熱さを確かめながら、口の中で転がした。
私「うん、旨い」
アツアツは、やはり違った。
美味しかった。
5個食べて、お代わりと言うと
3個のっけてくれた。
娘「これで8個だよ、店ならワンパックだよ」
店の1パックそっくりを食べてしまった。
初めてである。
家人「あんた、お腹は大丈夫だろうね」
私「出来立てで、外の皮はパリパリで中身は
もっちり、とても旨かったよ」
家人も、結構召し上がっていた。
***
家人「このタコ焼きの道具を借りたいね」
目が輝いている。
こういう時は、何か魂胆がある。
娘の作る手際を真剣に見ていた。
自分で作って、どうするのだろう。
家人「あんたも手伝うんだよ」
私「おれがかあ」
家人「おしゃべり仲間に出来立ての
たこ焼きを配達する」
その間はあんたが焼くのよ。
そいいう話になった。
心当たりは、5人ほど。
私「うちでたこ焼きパーティをすれば」
家人「3密は駄目でしょう、作って配る」
娘は、たこ焼きの道具を置いて帰った。
娘「母さんは、やるき満々だね」
私にそう言って帰った。
来年のバレンタインもたこ焼きに
なるだろうか。
では、また明日。
ポチッとをいただくと
暖かい春が来ます。