老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

カラタチの花、歌の中ほどは歌えない。

おはようございます。

久留米のじじいであります。

 

 

私「旨いなあ、酸味が少なくて

食べやすいよ」

 

 

生協から来たスィートスプリング。

名前に馴染みがない。

最近作られたものでは、と思った。

ワシだけのことかね。

 

 

 

家人「あんたは、のどの病気の後

酸っぱいものは、弱くなったからねえ」

病後は、酸っぱいものと辛いものが

すっかり苦手になった。

 

 

食べるとセキが出てむせる。

苦しい。

 

 

私「タネが入っていたし

言うことなしだよ」

家人「この木がうちにあると

良いですねえ」

 

 

私「狭い庭のどこに植えるんだよ」

家人「そうだね、あんたの

頭の上が空いている」

 

 

まあ、家人のきついジョークは

さておいて

果物の苗木のパンフを見ると

大型の鉢に植えて実がなっている。

 

 

そのやり方だと、あまりスペースを

取らない。

 

 

柑橘のタネをまいて育ったら

大型の鉢に移して育てるのが

最終的な夢なのだが。

 

 

はたして、どこまで到達できるか

わからん。

 

 

おおかた神様は、お前そりゃ

高望みだよ。 

身の程をわきまえなよと

言うだろう。

 

 

柑橘類の鉢植えは、ほとんど

接ぎ木をしてある。

畑の仲間がそう言ってた。

 

 

台木はカラタチと言うもの。

カラタチはご存知ですか。

 

 

カラタチの花。

北原白秋の作。

柳川生まれ、育ちで。

 

 

この歌がすべてを表現している。

カラタチの花は白いよ。

カラタチの実は丸いよ。

カラタチのトゲは痛いよ。

 

 

果物ではなかった。

花と香りを味あう。

柳川、城下町の家々の生け垣に

なっていた。

 

 

とげが鋭い。

泥棒除け。

 

 

カラタチの花の歌は、中ほどになると

歌えなかった。

多感な子供たちは、恥ずかしくて

その部分になると、歌わなかった。

 

 

気になる人は、北原白秋、カラタチの花で

ネット検索を。

 

 

大人になって越山餅の種類に

カラタチの香りがするものを知った。

その和菓子は、小さくて上品だった。

 

多分、お茶の席なんかで使われる

ものではないかと思う。

今でも、これはあると家人が言ってる。

 

 

この和菓子も食べたいが、カラタチの

タネも欲しい。

 

 

暖かくなって、柳川の町を歩いて

家々の生け垣を確かめてみたいものだ。

もう昔のような作りの家は、なくなって

いるかもしれん。

 

 

もしあれば、あの香りは

春の香りだろうと思う。

 

 

では、また明日。

 

 

 ポチッとをいただくと

嬉しいです。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳代へ
にほんブログ村