おふくろの味は、肉じゃが。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
私「おふくろの味と言えば、肉じゃが
だろう」
家人「あんたや私の時代だったらね
それに味噌汁」
私「カレーやハンバーグは、後の若い
人達だよな」
家人「生まれた土地柄もあるね
福岡だったらがめ煮なんかね」
私「ワシはばあさん育ちだから
高菜漬けだなあ」
家人「筑後育ちだからね」
結局、育ち盛りのとき、その土地で
食べなれたものではないだろうか
と言うことになった。
***
電気圧力鍋のレシピ集に、肉じゃが
はなかった。
私「圧力鍋で、作れそうな気がする」
家人「わざわざ、圧力鍋で作らなくても
出来るからだよ」
私「あんたなら、そうだろうよ」
改めて、取り扱い説明書を見た。
とんだ早とちりだった。
操作パネルに、肉じゃがモードがあった。
やれやれ、年をとると気が短い。
男の料理から見ると、肉じゃがは
おふくろの味。
だからこそ、再現できるのは魅力
ではないだろうか。
電気圧力鍋は、そう言う男性の調理道具だ。
使えば、使うほどそんなに思えてくる。
これを開発した人たちが、そこまで
考えていたなら恐るべしだね。
材料のしたごしらえと調味料を合わせて
全部放り込んでしまう(豪快に)
あとは、圧力と時間をセットして、スタート
ボタンを押す。
男らしい動作だと思うがね。
出来上がりを待つ。
テレビを見るか新聞を読むかは、あなた次第。
その上、この電気圧力鍋君の
作ったものは旨い。
男の面目もたつ。(キャッチフレーズ気味だ)
***
コロナは第3波だと言う。
元の自粛態勢に返ろうと、なったら。
電気圧力鍋をたずさえて台所に入れば良い。
高い金を払って、外食をする。GOTO何とかで
ポイントがつくかもしれないが。
さらに、コロナがサービスとしてついてくる。
かなわんね。
***
料理は、暖かいおふくろの味がする
「肉じゃが」
材料。
主役は、ジャガイモ3個、半分切り。
主役に近い脇役は、肉、200g。
牛肉か豚肉。
地域によって、もしくは親によって違う。
経済的理由もあるだろう。
脇役は、玉ねぎ、1個、くし切り。
これは男子。
もう一つの脇役は、ニンジン、1本乱切り。
赤が似合う女優さん。
調味料。
砂糖 大さじ2。
みりん 大さじ1。
醤油 大さじ3。
酒 大さじ3。
だし汁 100ml
材料を切り、調味料を調合する。
すべてを、放り込む。
固定モードの「肉じゃが」ボタンを押す。
あとは、神様のおぼし召し次第だ。
圧力が下がったら、ふたを開けて
出来上がり。
***
家人「出来るだけ薄味が良いよ」
ジャガイモのほっくりとした味が命で
玉ねぎと人参の甘みが引き立てるからね。
家人「肉じゃがは、春の料理だと思うよ」
新じゃが、新玉ねぎ、春の人参それに
グリーンピースの色どりだろう。
そうと言われると、そのようだ。
今のうちに作れるようになっておこう。
春先の新しいもので、作れるように。
試食。
私「どうかね、見た目は肉じゃがだが」
家人「ようござんすね、匂いも良い」
あと何回か作ってみる。
最後の仕上げは、春先だ。
では、また明日。
暑い真夏日だった。
ポチッとをいただくと
嬉しいなあ。