電気の圧力釜、ワシも使うよ。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
家人「あんたの入院中にね、むすめが
豚の角煮を作ったよ」
私「ほう、どんなだった」
家人「柔らかくて、味も満点だった」
長崎の卓袱料理のものと、同じくらい
だったと言う。
私「食べてみたかったね」
家人「冷凍にして残してある、食べてみてよ」
***
うむ、電気の圧力釜が役に立った。
喜ばしいものである。
本来は、ワシがこれで料理をして家事の
お手伝いをする。
亭主の座が、強固のものとなる。
そう言う魂胆だったが、体の調子が
安定しなかった。
料理をする気力が湧かなかった。
その上に、入院があった。
男が料理を始めるには、気構えが必要である。
まず、第一にやる気と言うか、そう言う気分的な
ものが満ちてきて、やっと腰が上がる。
家人「男ってややこしいね、料理するだけなのに」
まあ、娘に先んじられたが、これは仕方がない。
***
なにしろ料理と言うものは、ほとんどしたことがない。
家人が出産した時、少しの間自炊した。
単身赴任の時代は、すべて外食ですませた。
それでもまあ、ご飯、みそ汁、目玉焼き
ぐらいは作れる。
ワシと家人の時代は、男は仕事、女性は家事。
そのような分業が主流だった。
それで、家人は男が台所に入るのを好まなかった。
***
そこでワシは考えた。
基本的戦略を。
家人と娘と競合しない料理作りを
目指そう。
そうすれば、評価が良くなる。
圧力釜に添付されていたレシピ集をみた。
どれもこれも家人や娘と競合する。
参考にならないようだ。
いやまて、最後のページはデザートだ。
ああ、チーズケーキとチョコレートケーキ。
うん、これだ。
うまく作れば、人様に召し上がって
もらうことも可能だ。
まずは、これを上手になる。
そう決めた。
どうです、おいしそうでしょう。
今から、これに挑戦です。
では、また明日。
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