梅干しが出来上がった、食べてみて。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
製作者Nさん、味は上上。
コロナの感染者が、連続で増えている。
何とかならないかなあ。
朝食中に人が来た。
おはようの声がする。
勝手口をトントンと叩く。
家人「ちょっと待って」
言いながら口のまわりをふきながら
立ち上がる。
外に出てしばらく話していた。
梅雨のこと、コロナのことを
話しているようだ。
ほどなくして、立ち話は終わった。
家人「Nさんだった、今年の梅干を
持ってきた」
私「そうかあ、本来なら梅雨明けを
しているころだなあ」
家人「良い出来上がりのようだった
自信がある顔をしていたからね」
おしゃべりの仲間には、漬物や
発酵食品を作る名人が多い。
もちろん家人もそのうちの一人である。
***
我が家は数年前に梅干作りは止めている。
年を重ねるごとに体へのダメージが大きい。
塩分8%の減塩した梅干は、評判は良かったが
欠点がある。
塩分を少なくすると味も上品になるが
カビが出やすく保存がきかない。
子供たちもあまり食べない。
となると、孫達も食べない。
甥っ子の店では、この梅干しが旨いと
評価された。
この梅干しに醤油を1滴2滴落として
酒の肴にする。
箸で潰しながら、酒を飲む。
ワシの得意技で、超安上がりの方法だった。
それが店に伝わり。
「これじゃあ採算に合わん」
小梅を醤油漬けにした2,3粒を
サービスに出した。
家人「良い機会だよ、梅干作りは止めよう」
寂しそうに言った。
所帯を持って以来の習慣を止める。
大きなものを失う。
そんな気持ちだったろう。
私「そうかね、ご苦労様」
そうしか言えなかった。
***
家人「どうかねえ、Nさんの梅干は
良く出来てると思うが」
私「ここ数年で一番良い出来では
ないかなあ」
Nさんの梅干し作りは、もう長い。
梅をつけて水が上がらないとか、
シソをもんで漬けたが色が
つかないとかの弱音、泣き言があったが
やはり、年季が入ると安定してくる。
家人「そうだね、旨いものになった
褒めんといかんね」
その梅干しのタネの部分をお茶に入れた。
少しの酸味が、蒸し暑さを消してくれた。
では、また明日。
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