病院の風景、フードコーナー。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
昨日は、１１月２９日、通院日でした。
語呂合わせで、いい肉の日だそうです。
相も変わらず、へそ曲がりである。
いい肉は良いが。
悪い肉と言うのもあるよね。
それは、何処にいくんだろう。
ひとり言が聞こえた。
家人「悪い肉って、あんたのくたびれ肉かねえ」
いつものとおり、口が悪い。
心は良いが、口がひん曲がっている。
これは、ひとり言。（胸の内）
聞こえたら、「おーこわ」になるからね。
この日はいつも、朝からせかされる（急がされる）
楽しみの、コーヒーも味もソコソコだ。
本日の病院は、血液検査、胸部レントゲン
呼吸器の診察で、これが基本コース。
午前中で終わるかどうかは、血液検査の
人の多さで決まる。
だから、家を出るまでがあわただしい。
病院玄関の受付機は、人が少ない。
おや、今日は早く終わりそうだ。
前回は、１カ所だったフードコーナーが
増えている。
検査や診察待ちの座席は、それぞれにある。
いつも混雑している。
外来の患者は、複数の検査が待っている。
そういう人が多い。
ここでは、採血センターが一番の混雑する。
だから、待ち時間も長い。
そのために、みんなが朝早めに病院に来ている。
必死なんだよね。
採血は終わっても分析があって
１時間ほどかかる。
看護士さんが、そう言った。
このあと、スムーズに行ったとしても
最低、1時間は待たされる。
検査から、検査への移動。
その途中に、フードコーナが出来た。
ワシの、ヨタヨタ歩きでは丁度良い
休憩場所になる。
ありがたい。
この場所は、どの検査にも、どの診察にも
属さない、自由な場所である。
そのためか、この場所は緊張がほぐれている。
何か、ホッとしている場所。
そこに、安心感が漂っている。
落ち着いて、食べたり飲んだりできる。
それが、安らかな空気にしているようだ。
親にまつわりついている子供も、ここでは
離れて動き回っている。
知らない子供が、ワシの膝に手をかけて顔を
見上げる。
可愛いので、頭をナデナデしてあげる。
ママと来たのと尋ねると、言葉はないが
「うん」とうなずいて、うしろの方を指さす。
顔が合う、小さく会釈する。
家人も気がついて、会釈する。
こどもは、母親の方に小走りで帰る。
元気だ。
母親に何か話している。
きっとワシのことだ。
あのおじいちゃんが、と言っている。
幼い子は、自分が今やっていたことを
すぐに報告する。
片言の言葉で、良くわからないことが多い。
その点、母親は違う。
報告している内容が、すぐにわかる。
「母は強し」この頃からすでに成立している。
親子は、テーブルを離れる。
子供は、こちらを向いてバイバイと手を振る。
つられた。
家人とワシは、バイバイと手を振る。
横のテーブルの人が
「子供ってかわいいですね」と
話しかけた。
「あれくらいだと、ひ孫になりますね」
家人と、おしゃべりが始まった。
さっきの子供の所は、誰が病気だろうか。
お父さんかお母さんか、あの子ではないだろう。
それから先の思考は、姿が見えなくなって
進まなくなった。
私「おい、次のレントゲンに行こう」
早く行かないと、待ち時間が長くなる。
他には、用件はないが、午前中に終わりたい。
結構、疲れるからね。
家人「はいはい」
おしゃべりを中断して
「お大事に、またお会いしましょう」
そう言って、別れた。
また会いましょうは、病院では
似合わないと思った。
老老暮らしも慣れて来てどうやら
その先は、見えてきた。
今日の検査と、診察の終わりは見えない。
まだ、ながーくかかるようだ。
では、また明日。
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