スーパーに行くのが楽しみ。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
ワシのスマホで歩数を計った。
あきれるほど少なかった。
娘は、歩数計の設定がおかしいのだと言う。
しかし、面倒だからそのままにしている。
ズボンのベルトにつける歩数計で計った。
往復1600歩ほどである。
元気な健康な人では、何だそれくらいかと
いうが、ワシにとってはひと仕事である。
しかし、スーパーの中をグルグルと回れば
もっと増える。
だから、家人と一緒だと歩数は大きく変わる。
家人「3回まわるぐらいじゃあないよ、今日の
おかずはどうしょうかと悩みながら歩くからね」
***
歩行器を使い始めたのは、今年に入ってから。
しかし、寒い風の日は用心して外に出なかった。
本格的に使い出したのは、暖かくなってからだ。
歩行トレーニングを兼ねて、スーパーの買い物に
お供をすることにした。
ワシの方が、お供である。
歩くことが、ゆっくり、ゆっくりだから。
家人をこれに合わせると、ストレスが溜まる。
年寄りは、お互いにせっかちである。
それで、先に行ってもらっている。
ワシがスーパーに到着すると、家人は買い物の
真っ最中である。
家人「あんた、夕食はあれにしよう」
指さしした先は、鮮魚コーナーの刺身。
○○時から〇〇%割引と書いてある。
ははん、このためにゆっくりと買い物をしている。
まだ、○○時になっていない。
しばし待たれよだ。
周りには、年配の人が多い。
皆さん待っていらっしゃる。
***
私「ワシは外で待っているからな」
家人「外の方が良いかもね」
お互いに、コロナのことを気にしている。
風の当たらないところで、歩行器に座って
まわりのアパート群を見渡した。
この周りの景色はずいぶん変わった。
昔は、ビルなんかなかった。
平屋か2階建ての家が多かった。
このスーパーの片隅には、子供の
遊び場があった。
子供たちの遊ぶ声がうるさいほどだった。
あの頃の熱気はどこに行ったんだろう。
まわりは、マンションや貸アパートになって
住む人は増えているが、子供の姿はなくなった。
スーパーの遊び場も、いつの間にかなくなつた。
***
家人「お待たせしました」
ショッピングバックを歩行器の座面に
固定してゆっくりと帰り始める。
家人は入れ違いで来た友達と
おしゃべりを始めた。
その友達に軽く会釈をして帰った。
どうせワシが家に帰り着くまでには
帰ってこない。
ワシは、気持ちよくゆっくりと
歩いて帰った。
途中の休憩もなくて良かった。
どうやら、少し体力がついたのかもしれん。
もっと楽に歩くようになったら、今度は
駅前まで行ってみよう。
では、また明日。
ポチッとをいただくと
足取りが軽くなります。