期日前投票は、初体験。
タテハチョウが、室外機の上でひと休み。
娘は比較的朝早く来た。
家のまわりを歩き始めたころ。
私「おや、どうしたんだ」
娘「期日前投票に連れて行こうと思った」
私「あんたはどうした」
娘「もちろん佐賀ですませて来たよ」
今度の日曜日は投票日だが、誰かが店を
明けないといけない。
娘の勤めている会社は、年中無休だ。
ローテションの都合で、今日期日前投票に
行けば有給休暇にしてくれる。
希望者が多くてね、あみだくじをした。
見事に当たりだった。
私「会社の休みをあみだくじで決めるのか」
娘「あみだくじで決めることは多いよ」
***
このまえ、散歩中のTさんと話した時は
小学校の投票場に行こうと言った。
しかし、今までの選挙で期日前の投票は
したことがない。
今日投票すれば、初体験と言うことになる。
なんでも、初体験となれば好奇心がうずく。
老い先が短い。
絶好のチャンス。
冥途の土産話しになる。
私「おーい、不在者投票・・・じゃあない期日前
投票に行くぞ」
家人「初めてですが、あの葉書を持って行けば
良いのですかねえ」
娘「それと念のためにナンバーカードを
持って行けば良いよ」
家人は、年と共に心配するようになった。
若いころは元気で目の前の家事をどんどん
片づけて行けば良かった。
今は、家事をどんどん進める元気がない。
だから用心深くなって心配性になっている。
***
家人「帰りに買い物が出来るかねえ
ユニクロに寄りたいねえ」
小さい声でワシにだけ聞こえるように話した。
買い物のお願いをすると、きっとあれこれ
言われるのがいやなんだ。
私「おい、投票の帰りにユニクロに寄ってくれんか」
娘「なにを買うの」
私「セーターと帽子とズボンのベルト」
娘「了解」
これで家人も喜ぶ。
しかし、あいつは何を買うのだろう。
どうせ、冬物の下着か何かだろう。
***
娘「ゆめタウンの投票場にゆくよ、あそこは
ユニクロもある」
ゆめタウンの案内コーナーで投票場の場所を
たずねたが、昨日までで終わっていた。
娘「ユニクロで買い物をすませて、市役所の
投票場に行くよ。
遠かった。
結構な距離を歩いた。
セータ―、帽子、ベルトが買えた。
今年の冬はこれで安心。
家人の買い物は何であったか不明。
***
市役所の投票場は、結構人が多かった。
投票のやり方は、いつもと同じだった。
違ったのは、期日前投票の理由。
歩行困難の欄に印をつけた。
家人が、どうすればとたずねた。
歩行困難の付き添いにすればと返事をした。
家人は、歩行困難の欄にまるをつけ
介添えと書き加えた。
投票が済んでゆっくりと歩いて帰った。
家人は娘に理由欄のことを話した。
娘「歩行困難者が歩き回っているんだ
おかしいね」
私「そうだな、ちっとばかし歩行困難と
書いておけばよかったな」
そう言って笑った。
今日の初体験は楽しかった。
では、またあした。
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