時代の波、のり越えるのが大変。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
家人「果樹園のオーナーから電話だよ」
私「変わりました・・・」
オーナー「もしもし、俺だが覚えとるね」
私「もちろん、どうしたとね」
オーナー「孫に果樹園ばまかせたよ」
私「跡継ぎが出来たのか、おめでとう」
オーナー「大丈夫かと、ハラハラしているよ」
私「10年もすりゃ、立派なオーナーになるよ」
オーナー「10年ももてるかなあ」
***
私「ところで用件は」
オーナー「何もないよ、お得意さんにこうやって
声をかけているよ、暇だからね」
私「台風はどうだった」
オーナー「風は弱かった、落果はなかったよ
あんたの体の具合はどうかね」
私「相変わらずだよ」
オーナー「去年、奥さんと娘さんが来た
あのときにあんたの病気を聞いた」
私「その時だなあ、とびっきり上等の柿を
いただいた、ありがとう」
オーナー「体の調子がよければ出てこないか
待ってるよ」
***
昨年からは、外国の人が果物狩りに
来るようになった。
面白くてその上、美味しいと言って帰る。
外国には、果物狩りと言うものはないようだ。
今年は、これで行けると思っていたが
コロナ騒ぎで丸っきり駄目になった。
しかし、ボチボチと復活すると思っている。
オーナーによると、どこの果樹園も跡継ぎで
悩んでいる。
もしそれが出来たとしても、上手く切りまわして
くれるかどうか心配と言う。
***
車の免許を返して、車は処分した。
この車は、付き合いの長いディラーから買った。
ここも、跡継ぎの問題で悩んでいたが、息子が
やっと後を継いだ。
社長は、これでやっと引退できる。
そう言って、喜んでいた。
しかし、近所の人の話しでは会社は
閉じてしまっている。
看板もないし、車もないようだ。
コロナのせいかもしれん。
跡継ぎの息子の力不足だったかもしれん。
そんなに言った。
いずれにしても、経営者として時代の波を
のり越えて行くのは、大変な事のようだ。
家人「うちは、あんたも子供たちも
サラリーマンで良かったよ」
私「今から先はわからんよ、もっと
大きな波が来るかもしれん」
そんな話をした。
では、また明日。
ポチッとをいただくと
嬉しくて、よく眠れます。