上手く行かないのが、世の中だねえ。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
行方不明です、可愛いやつです、どなたかご存じないですか。
玄関に取り込んだ大きな青虫。
黒アゲハと思って、コロナ記念に
する予定だった。
私「あいつがいない、行方不明になった」
家人「玄関のなかだろう、どこかにいるよ」
私「何度も探すけどねえ、姿はない」
夕べ見た時は、壁の腰板にジッとしていた。
これなら、大丈夫だと枕を高くして寝た。
と言っても、枕は裏返ししただけだ。
でも、安心して寝たことには間違いない。
朝、居間に行く途中に玄関はある。
そう書くと大きな家のようだが、
じつは小さい家である。
ただ、玄関は幾分広い。
この家を建てた棟梁が昔風な人で
「玄関はそこの家の命だ」
とか言って6畳間の広さになった。
家人「広いとゆったりしていいよ」
珍しく、もったいない広さだと
ケチを付けなかった。
お客様が来て「ほう」と言う顔をする。
それがまんざらでもない。
私と家人のちょいとした「見栄」
なのかもしれない。
下駄箱の上にザボンの切り枝を置いて
青虫の住まいにしていた。
脱走して、壁の腰板のところに
やすんでいたが
今朝、起き掛けに見るとどこにもいない。
***
私「数日前のМさんのところに似ているなあ」
家人「ご主人の徘徊事件だね」
数日前、夜中に救急車が来た。
Мさんがいなくなって、探すが見つからない。
少し離れたところの人が、見つけて
連絡してくれた。
「自分の家に帰ると言って、反対の方に行く」
言うことを聞かない。
奥さんは 手におえなくなって、いつもの
ディサービスに相談してショートステイを
することになった。
救急士が自宅に帰ろうとなだめて、救急車で
ディサービスに運んだ。
翌日、ケロリとした顔でディサービスから
帰って来た。
「やっぱり、自分の家はいいなあ」と
言ったそうである。
コロナ記念の青虫も、ケロリとした顔で
出てくるだろうか。
***
家人「レモンは、スーパーになかったよ」
やれやれ、これもコロナ記念に
ならないようだ。
では、また明日。
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