老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

駅の伝言板。

おはようございます。

久留米のじじいであります。

 

f:id:noritomi294:20200607200057j:plain

 南天の花、小さいが美しい。

 

東神奈川駅伝言板の話しを

ブログ友が書いていた。

 

なくなったのは、いつ頃だろう。

若いころ、何度か利用した。

そう言えば、あちらこちらの駅に

あつたものだが・・・

 

 

消えゆくもの。

 

世の中、便利になるたびに消えて

行くものがある。

まあ仕方がないことではあるが。

 

写真の現像屋さんが消えて行った。

デジタルカメラのせいだ。

 

街中の公衆電話も少なくなった。

テレフォンカードも使わなくなった。

ワシの財布には、1枚残っているが

お守り代わりと言ってよいだろう。

 

駅の伝言板も、そう言う運命だった。

スマホが出現したからね。

 

 

用件を伝言する大事なもの。

 

伝言板は、用件を中継するもの。

 

何時まで待った、先に行く。

そんな用件が所狭しと書いてある。

人生の縮図でもあった。

 

さようなら、もう会いません。

そう書いてある。

別れの言葉。

文字が寂しそうだった。

悲しいね。

 

 

伝言板がなくても、伝言出来た。

 

小さな駅で、伝言板はなかった。

 

友達は来ない。

思案顔でウロウロしていると

駅員さんのどうしたんですかと

声がした。

 

友達を待っているが来ない。

時間切れで、次の電車に乗る。

 

話すとメモ用紙を持ってきた。

「伝言を書いてください」

窓口に貼っておきます。

 

会社の寮に帰ると電話があった。

駅の伝言を見た。

母が急病で遅れた、すまん。

そう言うことだった。

 

 

その駅が好きになった。

 

駅に行き「ありがとう」を言った。 

以来、この駅で降りて近くの山を

歩くのが楽しみになった。

 

駅員さんとも話した。

こちらの道で山に登れます。

向こうに下ると次の駅に出ます。

山を歩く楽しさをここで覚えた。

 

所帯を持つ頃に、家人とこの駅で

降りた。

もう駅員さんは居なかった。

山には行った。

 

 

久住や阿蘇の山々を歩いた。

 

転勤のたびに、近場の山を歩いた。

転勤があったので手軽に行けた。

 

今、元気で歩けたことは宝物だと

話している。

いつかあの駅に行って、やまの

途中までで良いから歩きたい。

 

では、また明日。

 

 

 ポチッとを、いただくと

嬉しいです。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳代へ
にほんブログ村