面白がること。
私「ね、おい、樹木希林の言葉を
知ってるか」
家人「なんだったっけ、雨降って
地固まるは違ったね」
私「雨が降るから晴れの日が
楽しい、だろう」
家人「あ、そうだった、良い言葉だなあ」
黄色の彼岸花ですかね。
私「浅田美代子って女優さんが
樹木希林さんから教わった言葉がある」
慕っていた長い付き合いがあった」
私「そのようだ、教わった言葉は
『年取ることを面白がりなさい、楽しみなさい』
だつてさ」
家人「そうか、病気や不満なことが
年をとってゆくと増えるからグチを
こぼしたくなる」
私「そうだろう、年を取るたびに
悔んでいる」
家人「面白がるってさ、毎日そう思って
いないと出来ないなあ」
私「面白がると向こうから面白い話が来る
待っているだけではなくて、自分で
面白い事を見つけることのようだ」
家人「面白い事ってなかなか向こうから
やってこない」
私「うむ、そうだ、こちらから出向いて
行かないと見つからない」
家人「面白がるって自分で作り出す
ことかあ」
私「そうだろう、そんな雰囲気のある人の
ところには、面白い話が集まるね」
***
苦虫を踏みつぶしたような顔とか
面白くない顔をしている人が多い。
コロナストレスが溜まって
いるのかもしれない。
あーあ、何も良いことがない。
早くお迎いが来てくれないか、と言う
年寄りも多い。
そんな時代だから、武者小路きみまろの
年寄りの自虐的なギャグが
受けるのかもしれない。
***
樹木希林さんの言葉はすばらしい。
80才を過ぎた年齢になると、自分の
持ち時間は限られてくる。
そうであれば、面白く暮らしたいものだ。
暮らすってことは面白い物語でありたい。
ブログにはそういうことが書けるように
なりたい。
家人「なんか面白い事がありますか」
私「うーん、ないなあ」
では、またあした。
ポチッとをいただくと
面白がれます。