老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

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敬老の日の散髪。

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台風14号に負けなかった、2本で支え合った、あんたたちは強い。

 

家人「町内会の人が敬老のお祝いを

持ってきました」

私「どうせ、お赤飯が作れるやつだろう

もう数年前からそれに決まっとる」

 

 

家人「ケチをつけたらいかんよ、かぎられた

予算でやってるからね」

私「ありがたいと思っとるよ」

 

 

例年なら、祝宴があってた。

 

 

もう、ここに住みついて20年を越した。

野菜作りの仲間のほかに顔なじみがいる。

家人の友達も多い。

 

 

しかし、1人、2人と欠けて行くのは

寂しい。

 

 

市会議員が来賓に来た。

県会議員は秘書が代理として出席した。

彼らはなんやら手前ぼめのスピーチをして

あわただしく帰る。

 

 

それが選挙の時の一票につながっていると

思っている。

 

 

みんなは早くビールにあり付きたいから

話しなんか上の空である。

それに、年寄りの記憶は老化しているのが

計算に入っていないようだ。

 

 

ごくろうさま。

 

 

食事は、福祉のかたや民生委員さんの

手作りであるが、そこらへんのスーパーの

弁当よりはるかにうまい。

 

 

ごちそうさま。

 

 

しかし、今年はコロナのせいで祝宴は

中止になった。

 

 

残念である。

 

 

***

家人「敬老の日のお祝いに散髪を

しようか」

私「髪を切るのがお祝いか」

 

 

家人「散髪に行ったつもりで2000円

それで刺身とビールにする」

私「ひとくちおこぼれをいただくか」

 

 

台風が通り過ぎて今日も晴天で涼しい。

 

 

外に、折りたたみの椅子を置いて

電気バリカンで「サッ」と伸びた髪を

切ってもらう。

 

 

髪が伸びて後頭部がモヤモヤしていた。

短い髪の頭にしてもらったら、脳味噌まで

風通しが良くなる。

 

 

気分は上々。

 

 

***

私「頼むよ」

 

 

家人「今日は、前も後ろも私が刈ります」

もう、電気バリカンのあつかいも

慣れてきた。

私「ベテランのつもりだろう」

 

 

家人「えっ、何か言いましたか」

聞こえなかったようだ。

このことは胸の内におさめた。

 

 

かすかに、金木犀の香りがした。

気のせいかもしれん。

家人はバリカンに夢中だった。

 

 

では、またあした。

 

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金木犀の花が咲きます。

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