鬼灯(ほおずき)あれこれ。
団地のAさんから鬼灯をいただいた。
今の時期が本当で、お盆の花にするのは
促成栽培とのことだった。
***
家人「ほおずきは良いけどなんで鬼灯と
書くのかねえ」
私「さあ、お盆のご先祖さんの足元を
照らす灯りだとは聞いているがねえ」
家人「それでお盆の花に入っている」
私「そのようだが、鬼灯とは言えんよ
まだしも赤鬼の色の方が良い」
***
家人「それから、なぜほおずきなのさ」
私「これもいろいろ言われておるがね」
ワシとしてはホホと言うくさい匂いを出す
カメムシが好むから、ホホ好きがほおずきに
なった。
これが一番正解ではないかと思う。
畑で作ったことがある。
経験者は語るというものだ。
結局、虫の被害が多くて収穫が
出来なかった。
***
食用のほおずきもある。
畑の仲間からタネをもらって作った。
これは、なかの丸い実がオレンジ色だった。
名前は、ほおずきトマトとしてあったが
トマトのように美味しくはなかった。
これも、虫の被害が多くて手に負えんかった。
ほおずき作りはむづかしい。
***
家人「子供のころほおずきのタネを袋が
破れないようにそっと出して、口に入れて
おならのような音を出して遊んだ」
私「あれは女の子の遊びだった、音が
うるさかった」
タネを出すのが大変な作業で失敗して
袋の口が裂けると使い物にならない。
この時のタネと汁は超にがかった。
手についた汁をなめるだけで飛び上がった。
大人の話しでは、薬になると言ったが
話してくれなかった。
ずいぶんのちに、江戸時代の小説を
読んだなかに出て来た。
毒があって、子供をおろす流産のために
使われていた。
流産なんて、子供に聞かせる話では
なかったようだ。
***
東京の浅草には、ほおずき市がたつ。
真っ赤で鈴のような花が好まれた。
朝顔市と並んで好まれている。
***
透かしほおずき。
袋が網の目になって、なかの玉が見える。
お洒落なアクセサリーになる。
作り方を検索中に見つけた。
作業は思ったより簡単。
早速、作ろうかと考えている。
上手く出来上がったら、おたのしみに。
また、あした。
ポチッとをいただくと
喜びます。