地方分散になれば。
Kさんが来た。
袋いっぱいのキューリ。
私「どうしたの、このキューリ」
Kさん「畑の野菜はお終いにした
曲がったのもあるが、食べてくれ」
もうこう暑くては、畑の野菜は煮えてしまう。
私「夏の野菜作りは無理だよ、熱中症も恐いし」
Kさん「オクラだけが元気でねえ」
私「秋になってちったあ涼しくなってから
始めれば良い」
Kさん「もう年だからこのまま止める
かもしれない」
私「そうだな、それも良いし無理が一番悪い」
***
Kさん「息子夫婦が帰ってくるかもしれん」
私「そりゃよかったな」
Kさん「まだ決まったわけじゃないがね」
私「今は昔みたいに長男が後を継ぐなんて
言う時代じゃあないからね」
Kさん「そうとも、一緒に暮らしてくれるなら
感謝せんといかん」
Kさんの息子の会社は、大きく変わろうとしている。
本社は小さくして、地方にサテライトを作る。
仕事はリモートで家でする。
そうなると家の農業も手伝いながら会社の
仕事も出来る。
そんな話だった。
***
コロナが終わった後の仕事のやり方が
大きく変わるのではないか。
リモートで在宅勤務。
都市集中から地方分散へ。
まずは人から始まる。
人やモノの移動する距離を少なくする。
地産地消のかたち。
そうすれば跡継ぎ問題も少なくなる。
家人「跡継ぎが居ないので廃業って
多いからねえ」
では、またあした。
ポチッとをいただくと
熱中症も退散するでしょう。