熟れすぎたキューリ、だが美味しい。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
依然、畑を借りて野菜を育てた。
20年余り。
病気をして畑は返した。
夏には、キューリは絶対に外せないものだった。
毎年、必ず作った。
夏から秋にかけては、地這いキューリを
育てた。
これは、地面に広がって広がり実がなる。
昔からのやり方で、秋の台風に備えて
棚は作らずに地面に這わせて作る。
下に敷いた藁や雑草にツルが巻き付き
台風の強い風に負けない。
つるや葉っぱが広がり影を作るために
比較的乾燥にも強い。
あまり手がかからない。
ほったらかし同然で収穫できた。
ただ、欠点は葉っぱが茂り、陰になり
キューリを見落としてしまう。
これが採り遅れて、熟した大きな
ものになる。
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上手く行くと、採れ過ぎる。
収穫後は家人任せだった。
サラダ、酢の物、焼酎漬けなど。
それでもあまれば、ご近所に
おすそ分けをしていた。
キューリは利用価値が高い。
手軽な料理で食べられる。
どの家も喜んでもらえた。
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店頭に並ぶキューリは大きさが
統一されている。
曲がったものもいけない。
生産者は、その規格に合わせて出荷する。
若くて歯触りが良いもの。
しかし、キューリ本来の味はない。
早採りのキューリの味。
もっと熟して味あうとキューリ独特の
香りと甘みが存在する。
育ち過ぎて、タネが多いキューリと
言われるだろうが確かな旨味がある。
決して店頭には出てこないが・・・
ごく薄切りにして、塩もみして合わせ酢で
いただく。
ほのかな甘みがあって、歯切れも良い。
新鮮だからかもしれない。
こんなキューリの食べ方は、自家用で
作ったものでしか味わえない。
あの大きな熟れすぎのキューリが欲しいね。
では、また明日。
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