花の色が変わる、匂い蕃茉莉。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
周りのつぼみは、ETに見える。
家人「蕃茉莉って、変な名前ですね
毎年、花が咲くとそう思います」
私「ばんまつりの茉莉は、まつりかの
名前から来ているね」
私「そのとおり、ジャスミンのような
香りだからね」
家人「それじゃあ、蕃は外国のことですか」
私「うん、南蛮国とか南蛮人と言う、蛮と同じさ」
家人「ジャスミンの香りがする外国から
来た花ですか」
私「おお、良く出来ました」
家人「馬鹿にしないでよ~それくらいは
わかります!」
私「もう一つの特徴は・・・」
家人「わかっています、花の色が
変わるのでしょう」
私「そのとおり」
家人「今日咲いたのが紫の色で、明日は薄紫
明後日は白」
私「そのとおり、着物の柄にあるようだね」
花の色が褪せてゆくのだが、その変化が美しい。
その上に、ジャスミンの香りがする。
庭木としては、上等だと思う。
***
家人「福岡の義姉さんが、苗を持ってきた」
私「そうだった、自分ちの庭では植えられない
そう言った」
家人「兄は作られた庭が変わるのを嫌ったんです」
私「義姉さんは、自分所の庭にこの花が欲しかった」
家人「義姉さんは、玄関咲きに花の鉢植えを
おいても兄が怒ると言っていたよ」
私「頑固な人だから、変化するのが嫌いなんだろう」
***
人間てのは、さまざまである。
福岡の、兄さんは花に興味がない、義姉さんが
床の間に生け花をしても、玄関の花瓶に
花を飾っても、ウンとも、スンとも言わない。
義姉さんは、やりがいがないとこぼしていた。
一方、料理はと言うと酒飲みだから、お酒の肴が
あれば至極ご機嫌だそうだ。
この点は、手がかからなので楽だと言う。
まあ、良かったり、悪かったりがあって
夫婦なんだろうがね。
ため息こそ出ないが、なんだか「あきらめ」の
気持ちが入った言葉だった。
***
私「なあ、姉の日と言うものがあってさ
この香りのよい蕃茉莉をプレゼント
できないかねえ」
家人「頑固な男、あの兄が無くなってからですよ」
とうとう、兄貴は三途の川送りになった。
そのときは、焼酎の70度で出来た
消毒アルコールを持たせよう。
「兄貴、半分で身を清めて、半分は
体の中から消毒しな」
家人「ギャハハ!面白い、兄に聞こえなように
義姉さんに伝えておくよ」
兄さんは、冗談が通じない。
本気で怒るかな。
では、また明日。
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感謝。