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ホーレン草、これも手強いなあ!人参と同じで発芽が揃わないよ。

こんにちは、久留米からです。

ここ何日か、雨続きです。

隣の庭の、ずおうの赤紫の花が満開です。

桜は、どうなったんだろう。

 

ホーレン草の故郷は

菠薐草と漢字で見ると、大昔のどこかの国の名前みたいだ。

ずーっと前に、聞いたかすかな記憶がある。

 

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いつものWEB検索をする、やはりそうだった。

いま、大騒ぎになっている、イラク、イランあたりの

昔、ペルシャと呼ばれていた国のようだ。

 

行ったことがないから、よくわからないが乾燥している

所には間違いないだろう。

 

子供のころの、ホーレン草は葉先のトゲトゲがもっと

強かった。

さわると痛いくらいで、今は随分やさしい野菜に

なっている。

 

煮たり炒めたり、火を通すとトゲトゲ感は無くなっていた。

 

このホーレン草の、根っこの赤い部分が甘くて美味しかった。

 

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なにしろ、砂糖が貴重品の時代だったから、少しでも

甘いものが欲しくて、好んで食べていたものの一つだった。

 

小学校の友達が、ホーレン草はきらいだと言うのが

不思議だったよ。

 

ホーレン草の種類

在来の日本ホーレン草と、西洋ホーレン草の系がある。

 

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西洋ホーレン草は、トライとかオーライがあった。

 

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片や、日本ホーレン草はそのままの名前だった。

 

おそらく、この在来の日本ホーレン草が、ずーっと昔

菠薐国であるペルシャからやってきた。

 

切れ込み菜ある葉っぱや、とげのある葉先などは

乾燥地帯で、あらあらしく生きてゆく姿をイメージ

させるものがある。

 

日本の土は、酸性である

日本みたいに四季があり、梅雨の他、雨が多いところは

土が雨にさらされて、酸性化するのが激しい。

 

そんなところに、雨の降らない所で育ったホーレン草は

アルカリ性に近い中性土で育つ植物だろうから、石灰で

中和しないと育たないことに、納得する。

 

ホーレン草の花盛り

在来種の日本ホーレン草は、春に種まきすると、すぐに

とう立ちして、食べられなくなる。

このホーレン草の花は、地味で目立たなかった。

 

このことも、大昔、乾燥地帯の性質からで、暖かくなると

砂漠みたいになるぞ、その前に花を咲かせて実を作らんと

いかんという遺伝子のせいだろう。

 

それで、春に種まきするのは西洋系のトライで、また秋に

種をまき冬越しして、春先まで食べるのはオーライだったよ。

 

味の方は、昔は日本ホーレン草が良いと言っていたけど

その後の品種改良で、差がないようになった。

 

最近の品種改良はすごいね、生食用のサラダホーレン草とか

軸の色が赤いものとか、いろいろあるようだね。

 

また、ハウス栽培が盛んになったためか、軟らかい

みずみずしいものが、多くなったようだ。

 

そのせいだろうか、味がうすくなったような気がする。

これは、昔の記憶と比較するからだろうね。

 

ところが、家人は

「あんたが年をとって、舌がぼけて来たからだよ」と言う

なるほど、それも一理あるかなと思っているよ。

 

今日も、良い日で、良い野菜が出来ますように。
 
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