最後のワラビ、ザボンの良い香り。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
今年はもはや、ワラビはお終いだそうだ。
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夕方に近い昼過ぎ、Kさんが山に行って
ワラビを取って来た。
Kさん「今年は超早い、もう固くなった
これでお終いだよ」
そういって、ビニール袋満杯を差し出した」
私「今年は暖かさで、何もかも早いね」
Kさん「スナックもグリーンピースも、もう
お終いだよ」
私「うちも食べてしまったよ」
本来ならゴールデンウィークが終わった
ころから収穫を始める。
今年は、1週間ほど早い。
ザボンの花も早い。
Kさん「良い香りだなあ、息子の嫁さんが
あんたの家を通ると良い香りがすると言ってた」
私「朝、散歩をしている女性だろう、これミカンの
花ですかとたずねた、ザボンだと教えた」
Kさん「うちにも欲しいね」
私「植えるなら、晩白柚か土佐文旦が良いよ
ザボンより美味しい」
Kさん「ボンタン飴なら知っているがね」
***
帰りかけた時に突然。
「ワラビのあく抜きの藁灰はあるかね」
畑をやめて、わらは使わなくなった。
私「もみ殻燻炭を使っているよ」
Kさん「もみ殻燻炭で大丈夫かね」
私「うん、大丈夫、上等だよ」
Kさん「今度、使ってみる」
そう言って帰った。
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農家であれば、もみ殻燻炭は苗床に使う。
Kさん所も農家であるが、息子が後を
継いでいる。
しかし、今の農家は田植えに使う苗は
自分では作らない。
委託をして、作ってもらうそうだが
Kさんの所は、どうなんだろう。
まあ、余計な心配だろう。
***
家人「夕食はワラビ丼だよ」
まあワラビ丼と言っても、ご飯の上にワラビの
玉子とじをのっけただけ。
だが、これが意外と旨い。
家人「ワラビだけどね、あと半分残っている
お向かいさんにあげるよ」
今年最後のワラビでね、少し硬いところが
あるかもしれんと、言い訳をしておけば良いだろう。
そう言いながら、勝手口から出て行った。
では、また明日。
ポチッとをいただくと
ワラビ丼が美味しいです。