梅雨の晴れ間に、ウリの中干。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
今朝は久しぶりに、朝の間から日が射した。
梅雨の晴れ間。
おばあさんは、川に洗濯に
おじいさんは、山に柴刈りに。
いや、違った。
おじいさんのワシは、メダカ御殿を作り
おばあさんの家人は、ウリ漬けを干す。
朝から、予定が決まっていると体が
軽く動くような気がする。
天気もいいし。
乾燥すると、特有の香りがします。
家人の奈良漬け作りは、手間がかかる。
ウリを塩まみれにして、樽に入れる。
重石をのせて、水を出す。
そのウリを取り出してお天道様で干しあげる。
ウリは、わらじみたいになっている。
わらじは、わらで編んだスリッパだ。
両手に持って、パンパンと拍手が出来る。
それほどに乾燥している。
これを、酒粕にまぶして樽につける。
ほんの少し、甘みに砂糖を加える。
その量は、秘伝。
私も知らない。
長い経験から、会得されたものらしい。
ご近所さんの作りかたとも違う。
今日の漬けこみで1樽。
酒粕のあまり次第で、追加のウリを漬ける。
この時のウリが育ち過ぎていると失敗する。
奈良漬けになったときに、カリカリの
歯触りが出来ないと言う。
夕方まで干して、夕食もそこそこにして
酒粕に漬け込んだ。
乾燥ウリを並べて、酒粕を重ねての繰り返し。
台所と居間は、酒粕の香りが充満した。
酒が飲める体なら、ここで1杯の日本酒が
欲しいだろう。
肴は刺身が良いね。
これで、後はウリが酒粕に馴染み発酵を待つ。
夏の暑いときは、出来るだけ涼しいところで
ゆっくりと発酵させる。
秋口になって、もうそろそろかと言いながら
そっと開け、確かめる。
まだ若いウリ漬けであるが、じゅうぶんに
食べられる。
気が短い親せきは、まだかねえと督促する。
しばし待たれよ。
そんな返事を返している。
そう言う私も毎年この時間が楽しみである。
あとは、出来上がってのレポートだねえ。
現地からの報告でした。
では、また明日。
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