てんてこ舞、きりきり舞、ちんちろ舞。
おはようございます。
KZZ(久留米のじじい)であります。
数日前、ブログ友のタイトルに「てんてこ舞い」の
一日だった、と書いてあった。
子供時代に、聞きなれた言葉だと一瞬思った。
昔は、一家総出とか地域ぐるみのと言う言葉を
よく使った。
全員が集まり、行事をおこなった。
季節の流れに合わせて、いろんな行事があった。
お正月、大掃除、花見、村祭り、田植え、取り入れ。
いずれも、機械化されていない手仕事で行う。
この作業の忙しさを、すすめるリズムが
「てんてこ舞」だ。
小太鼓の、テンてこ、テンてこと打ちまわす
リズムが仕事をうまく動かした。
祭りや神楽の音。
この地域の行事は、忙しいが嬉しい出来事だった。
心まで浮き立つ。
歌にもある。
ブギの女王と言われた笠置シズ子が「買い物ブギ」と
言うものをうたっている。
「てんてこ舞」の忙しさと言う言葉と大阪弁がぴったり
決まっている。
この歌を、料理の先生で手際もおしゃべりも歯切れが良い
平野レミ氏に歌ってもらえたらぴったりで面白いと思った。
***
きりきり舞い。
最近は、この言葉の方が良く使われている。
そんな気がしている。
省力化、機械化で仕事が連携しなくなった。
共同作業が少なくなった。
それで、忙しいことも一人称になったようだ。
きりきりと、一つの独楽が舞うような忙しさ。
そんな感じがするのは、私だけだろうか。
それに加えて、歌もある。
山本リンダのきりきり舞い。
大ヒットをしたので、このタイトルからの引用が多い。
現代の忙しさを表現していると思う。
このきりきり舞いは、忙しいと言う意味以外にも
使われている。
強くこすれ合う音、歯をキリキリと
言わせてくやしがる。
きつく縛る、後ろ手にきりきりと縛る。
激しく回転する、キリキリと回りながら落ちて行く。
弓をいっぱいに引く、キリキリと引き絞る。
鋭く痛む、胃がキリキリと痛む。
まだあるかもしれん。
***
家人「ちんちろ舞と言うねえ」
私「ちんちろとは、なんだろう」
昔の賭け事に、チンチロリンというものがある。
詳しくは知らない。
お茶碗に、サイコロ個を落とし込む。
サイコロは、ぶっつかりながら激しく回る。
止まった数字で、勝ち負けが決まる。
このサイコロの回るさまが
ちんちろ舞なのかとも思う。
***
家人「もうひとつある、ギンダラ舞」
私「わからん、何の語源だろうか」
ギンダラと言う魚がいる。
酒粕で漬けたものを、焼いて食べると
最高に美味しい。
このギンダラと関係があるのだろうか。
誰か知りません?
***
戦場で忙しく、動き回るヒロインの姿があった。
「てんてこ舞」だったね。
各地には、もっと違った表現があるとおもう。
あなたのところは、どんな舞方をしていますか。
本日は、これでおし舞。
では、また明日。
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