老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

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名もなき家事、銀杏を割る、秋だねえ。

おはようございます。

久留米のじじいであります。

 

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 ペンチでそっと力を入れます。

 

銀杏を処理して、食べるまでのことも

きっと、名もなき家事になるのだと思う。

 

 

元気な時なら、落ちた銀杏の実を拾いに

行っている。

 

 

銀杏拾いが出来るところは、長年の経験から

数か所知っている。

これも大事なことだ。

 

 

その樹によって、種子の大きさが違う。

小さい種子だと、後の作業がちょいと面倒。

 

 

大きくて、翡翠のみどり色が深く

輝いているものは、目で見て

美味しさが味わえる。

 

 

食べるとなお一層美味しい。

 

 

 

日本料理は、まず目で見て食べる。

素朴で美しいものが、美味しいに決まっている。

 

 

たとえば、玉子焼き。

 

 

ぐるりと巻いた外側が、焼き過ぎて

こげたものは、美味しくない。

 

 

うっすらと、きつね色に焼けていると

美味しさを誘う。

 

 

からして、銀杏の大きな種が採れる樹は

人それぞれの、企業秘密でもある。

 

 

誰にも話さない。

 

 

ここで、注意しないといけない。

 

 

たぶん、奥さんは銀杏拾いに同行する。

すると、奥さんの口から秘密の情報が洩れる。

 

 

「今日は、銀杏拾いに行ったよ」

そのように、喜びの会話をする。

 

 

これは、普段奥さんをどこにも連れて

行かないと当然のことで、こうなりがちだ。

 

 

ご用心。

 

 

だから、奥さんの「口をふさぐ」には

普段から行動を、共にすればよい。

 

 

すると、銀杏拾いのごときでは

話題にしなくなる。

 

 

これで、安心である。

 

 

こうすれば、夫婦の仲も良くなる。

 

 

「奥さん、銀杏拾いに同行するなら

炭バサミを、持って行くが良いよ」

 

 

炭バサミは、30センチ以上の」

長いものが良い。

今で言うと、トングとか言うねえ。

 

 

これで、つまんで袋に入れる。

腰は、痛まないし、臭いも少なくなる。

 

 

これを拾い集めて、外側の実を外す。

これが、結構な重労働である。

 

 

臭いがきつい。

 

 

ネットの袋に入れて、水漬けにしておく。

期間は、2週間程度。

 

 

適当なころ合いを見て、ネットごと

踏みつぶす。

 

 

あとは、手作業で洗って種子を

取り出す。

 

 

良く洗う。

何度も洗う。

きつい臭いがなくなるように。

 

 

あとは、日に干して乾かす。

食材として出来上がり。

 

 

これで、銀杏は売りに出せる。

 

 

 

この銀杏は、種子の中身を食べる。

種子であるから、植えれば芽が出る。

 

 

発芽するためのエネルギーを、たっぷりと

ため込んでいる。

 

 

だから、栄養豊富である。

 

 

子供のころは、これを食べすぎると

鼻血が出ると、言われていた。

 

 

今は、体の具合が悪い。

残念だが、拾いに行けない。

 

 

家人「生産者コーナーに、銀杏があった

買ってきた、銀杏ご飯を作るよ」

私「うむ、ワシの出番だ」

 

 

銀杏のご飯を作る時は、かたい殻を割って

中身を取り出す。

 

 

これが、曲者で技術を要する。

ワシの技術は、ペンチがあれば良い。

(自慢気である)

 

 

ペンチの丸い穴に、筋目を挟むように入れる。

そっと、力を加える。

 

 

筋目にひびが入る程度だねえ。

 

 

これが強いと、グシャッとつぶれる。

ここが、デリケートかつ繊細。

 

 

これを、体得するときっと得意技になる。

奥さんが惚れる。

 

 

そこまでは行かないかも。

 

 

割った後は中身を取り出す。

 

 

これから先のことは、家人に任せている。

これが、長年かかっての分業スタイル。

 

 

これで、美味しい銀杏ご飯にありつける。

待ち遠しい。

 

 

秋だねえ。

 

 

では、また明日。

 

 

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