老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

銀木犀の香りは。

おはようございます。
久留米のじじいであります。
 
今週のお題「香りの秋」
 

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 これは、金木犀。うるさい、わかっとる。
 
 
家人「柳川の友達のところに、お参りに
行ってくる」
 
私「ワシも、行ければいいけど
体に自信がない、よろしく伝えてくれ」 

 

noritomi294.hatenablog.jp

 

家人「49日が過ぎてからが、寂しくなると
いうからね、話しを聞いてくるよ」
そうか、あいつはもう49日を過ぎたのか。
 
三途の川の向こう側で、相変わらずメジロ
飼っているかな、一瞬そう思った。
 
メジロのさえずり育てが、名人だった。
大会で、優勝していた。
 
今は、県条例とかの決まりで、手持ちの
育て中だけ続けられる。
そんなことを、数年前に聞いた。
 
 
 
昔、電話があった。
「明日、山にゆかないか、紅葉は早いが
栗が落ちているよ」という。
 
明日は、釣りに行こうかしらんと
決定打のない、ゆるい気持ちだったので
海より山も良いなと、即決まった。
 
私「うん、行くよ、奥さんはどうなの」
友「同行だよ、お宅もね、そうしなよ」
山と言っても、せいぜい数百メートル。
 
本心は「メジロを連れて行く」だろうと
家人と予想をした。
案の上で、予想は的中。
 
ライトバンの後部には、メジロ
大事にのせてあった。
 
行き先も、的中!
その場所は、春早い時期に南斜面で
ワラビをとった。
 
 
 
奥さんと家人は、若いときからの
親友だから、展望台のベンチに座って
おしゃべりの真っ最中。
 
車の中でもおしゃべりで、良く続くもんだ。
 
友は、メジロの巣箱を薮の中に決めて
吊り下げの作業中。
メジロの、来そうなところである。
 
手伝うかとおもうが、メジロのことは
まるっきりの、ど素人であるから
足手まといになる。
 
メジロも、見たこともない他人だから
ビックリする。
 
離れて、栗の木をさがすことにした。
 
 
 
人目につくところは、この時間に
探しても無駄。
メジロのところから、一番遠くなる
薮をかき分けた。
 
あまり大きくはないが、笹栗を見つけた。
こいつは、しめしめだ。
 
実が小さいので、食べるのに面倒だが
味はというと、栗の中で一番美味しい。
 
友と、半分分けが出来る程になると
積極的にひらう気持ちが、うすれた。
 
空気がうまい。
青空が濃ゆい。
ぶらぶら歩こう。
 
ふっと、香りがした。
うん、金木犀だ。
あまり大きくはないが、立派な木がある。
 
近づくと、花が白っぽい。
ああ、これが銀木犀だと、納得した。
珍しい。
 
銀色の小さい花の集まりに、鼻を近づけた。
香りは、金木犀と変わらなかった。
 
 
 
帰りに、笹栗を半分に分けて
銀木犀に出会ったと。
その、お礼を言った。
 
友「あれは、銀木犀だったのか」と苦笑した。
私「お前は、メジロが好きだが、花なんか
無関心だからね」と私も笑った。
 
 
「おーい、友よ、そちらにも銀木犀はあるかい
良い香りはしているかい」と声をかけた。
 
では、また明日。
 
 
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