誰だったか、ゲスの勘繰りだろうか。
ゲスの勘繰り。
品性の下劣なものは、とかく気をまわして
邪推するものだ。
goo辞書。
季節が変、黄色の彼岸花(園芸種)が芽を出した。
***
家人「昨日、夜中に救急車が2台来たよ」
私「全然目が覚めんかった、救急車が2台か
珍しいな」
家人「誰だったのかしら」
救急車がいつお迎いに来ても
不思議ではない方がワシを含めて4軒ある。
4軒ともに対象者は、男性の年寄り。
***
向かい隣の御主人は、まだ少し若くて車を
運転している。
そこの奥さん「私が横に乗っていないと
危ない、ハラハラする」
ご主人は頑固な人で、免許の返上には
首を縦に振らない。
ここの車には、近づかないほうが安心。
***
左お迎いのお隣は、最近車を止めた。
その代わり、シニアカートに乗っている。
すいすいと動いて行く姿を見ると、あれも
良いかなと思う。
家人「あれに乗るようになったら、足が
もっと弱くなる、不便でも歩いた
ほうが良い」
家人はシニアカートは本当に足が悪くて
歩けない人がのるものだ、と言ってる。
ワシが、あれは楽だから欲しいと言うのを
けいかいしている。
新聞のコマーシャルに出ていたが、結構な
お値段であった。
あのページを切り捨てておけばよかった。
ちと、残念だ。
***
あとはお隣のご主人。
この人は、緑内障が重症のようで奥さんの
介添えがないと動けない。
昔、元気なころは盆栽の名人であった。
家の敷地のあっちこっちに棚を作って
鉢を並べていた。
昔、これはどれくらいの値段が付くものか
たずねたことがある。
その時は黙って指を3本開いて目の前に
出した。
3,000円では安い、これを言うと
失礼に当たる。
だから3万円だと言った。
が、黙っている。
うんとは言わん。
えっ、これが30万円だと、そんなに
するものか驚いた。
家中にある、かき集めたら100個は下らん。
30万円×100個を暗算した。
ぶったまげた。
3千万だよ。
冗談じゃあない。
ワシの所にそんなものがあるなら
気が小さいので毎晩眠れんようになる。
その鉢は、見当たらんようになった。
どうしたんだろう。
***
家人「昨日の救急車はね、あの歩きたくない人
だったよ」
私「なにい、シニアカートの人か」
家人「さっきタクシーでお帰りになった
奥さんにすがりついて歩いていた」
私「きっとシニアカートの使い過ぎだ
足が弱って救急車になったんだ」
***
よく考えてみると、救急車がきたことで
このブログを書いているワシは
「ゲスの勘繰り」と言うものではないか。
あとでネットを検索してみよう。
では、またあした。
追記
救急車が2台来たのは病人を2階から
降ろすためだったと近所のAさんから
聞いた。
ポチッとをいただくと
うれしいです。