家族会議、足長蜂よさようなら。
家族会議を開催した。
といっても、出席者はワシと家人の2人。
議題は「あの足長蜂の巣はどうしょうか」
だった。
家人「あれだけ巣が大きくなると蜂が
いっぱいで恐ろしいよ」
私「そばで刺激しなければどうもしないがね」
足長蜂の巣は大きくなると、蜂が巣立って
分家を作り出す。
大きさは、野球のボールぐらいになると
それがはじまる。
この分家が始まるとあちらこちらに
小さい巣が出来る。
***
この蜂の巣の本家は、室外機の陰で
雨戸袋の下にあった。
私「良い場所を見つけたものだ」
家人「感心している場合じゃないでしょう」
この巣を見つけたのは、7月の終わりごろ。
まだ、巣は小さくて蜂が2匹ついていた。
私「おい、蜂の巣を見つけた」
家人「室外機のかげでしょう」
私「なんだ知っていたのか」
その時は、まだ巣も小さくてお盆が近づいて
いるので、殺生はやらないことにした。
当分、草取りなどで近寄らないことにした。
***
今度は、門扉の上ザボンの葉陰に巣を
見つけた。
家人「あの巣は危ないよ、門の扉を開けたら
すぐ上だからね」
私「背の高い人は特に危ないね」
まだ、巣は小さく蜂の数も少ないが
近寄れば危ない。
このままにしておけん。
私「訪問看護の方は、週に3回来る」
家人「生協の配達が週に1回」
そのほかに、新聞の集金や町内会の
回覧板が来る。
新興宗教の人、家の塗り替えや修理の
セールス。
私「新興宗教やセールスだけを選んで
蜂が威嚇してくれると助かる」
家人「蜂はそこまではできんでしょう」
***
家人「あんたは熊ん蜂に2回刺された」
私「あん時やア、大ごとだった」
刺された腕が丸たん棒のようになった。
治療した先生は、今度刺されると
呼吸困難になるかもしれんと言った。
私「もう、蜂に刺されるのはごめんだよ」
***
家人「もう一つ議題がありますよ」
私「なんだよ」
蜂の巣の近くにタラの木がある。
房状の花が満開である。
蜂はこの花を好んでいる。
一つの房に数匹集まっている。
家人「花に集まる蜂も恐いですよ」
私『花を切り落とすか」
家人「そうして下さい」
***
対策会議はダラダラと長引いたが
本家の巣と、ザボンの中の分家の巣を
取り除くことにした。
実施方法は
*防虫剤のスプレーをかける。
*高枝切ばさみで巣を落とす。
*タラの花は、切り落とす。
*実施担当は、ワシに決定した。
明日、天気が良ければ頑張るよ。
では、またあした。
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