老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

サステナブルとは、何だろう。

私「おい、サステナブルは何かねえ」

家人「さあ、聞いたことはあるような

エコロジーとかそのあたりではないですか」

 

 

***

柿のタネのコーヒーからつながって

出て来た言葉である。

 

 

どうも、循環型社会の持続可能なの部分が

サステナブル(持続可能な)であるような

気がした。

 

サステナブルコーヒーなるものがあって

コーヒー豆の生産者も、オーガニック製品を

作った所も、資源を守るところも対価を

いただけるような仕組みを作り上げる

ことのようだ。

 

 

***

少し前まで、江戸時代の小説をよく

読んでいた。

 

 

当時は、100万人が暮らす世界一の

大都市だった。

暮らしはエコロジーであった。

 

 

例えば、着物。

 

 

蚕から糸を紡ぎ絹の反物にする。

綿花から綿を作り、布団や木綿の反物を作る。

反物を仕立てて着物にする。

 

 

季節によって着物が変わる。

何度も縫い糸をほどいて反物に返し

再び着物を仕立てる。

 

 

親子代々受け継いで着る。

使えない古着になると、あて布

紐などで使う。

 

雑巾に使った。

 

さらに使えなくなると、かまどで

燃料にした。

 

 

その灰までも利用した。

畑の肥料、焼き物の釉薬

 

 

***

徹底した修理技術も存在した。

 

 

鋳掛屋

鍋釡などを炭火ふぃごで高温に熱して

穴の周囲を溶かしてふさいだ。

 

 

刃物の研屋。

包丁、ハサミ、カマなど刃物であれば研ぎ

あげて切れ味を再現した。

 

 

刀の研屋。

刀専門の研ぎ。

 

 

箍(たが)屋。

樽、桶をいったん解体して破損した部分を

作りもとの形に組み上げた。

 

 

布団屋。

古くなった綿に新しい綿を補充して

新品同様の布団を作った。

 

 

瀬戸物の焼継屋。

割れた瀬戸物を白玉粉で接着し高温で

焼いて固めた。

 

 

襖障子の張替屋。

ぼんぼり、提灯の張替屋。

下駄の歯の取り換え屋。

 

 

鏡研ぎ。

ローソクの溶けた残りの回収。

 

 

***

今から先は、有限の資源を有効に使う。

 

 

サステナブルとなれば、この江戸の

暮らしは参考になると思われる。

 

 

とことんもったいないの精神で、無駄が

ないように使いまわす。

そう言う心掛けが必要になってきている。

 

 

***

私「網戸の張替を自分でやりたいものだが」

家人「あんたの今の体力じゃあねえ」

私「もう少し、元気にならんと駄目かあ」

 

 

では、またあした。

 

 

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