老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

カラスは、早朝出勤をしていた。

今日は、ごみの収集日だった。

 

 

朝、コーヒーは入れた。

毎日のことであるが、香りが良い。

 

 

高級品か、ノン。

 

 

安物の袋に入ったものだが、お湯を

そそいだ瞬間に、ただよって来る香りが

何とも言えぬ。

一瞬のしあわせ。

 

 

1、すべらんように~ころばんように~

 

家人「あんた、新聞を取って来てくれない」

料理の最中で、手がはなせないようだ。

勝手口から外に出た。

 

 

晴れているが、昨日は雨だった。

井戸端の脇は土が湿っていた。

 

 

すべらんように~あわてんように~

 

 

頭の中でメロディが流れた。

河島英五だ、時代遅れだ。

これによく似ていた。

 

 

2、大変だあ。

 

ザボンの木の下を通り、門扉を開けて

道路に出た。

 

 

「大変だあ」

 

 

生ゴミが道路一面に散らばっていた。

朝早いのに、カラスの奴めが盛大に

働いていた。

 

 

家人はネットを出すのを忘れている。

仕方がない。

 

 

物置に行きホーキとチリトリを両手に

持って、道路に出ようとした。

振り向くと家人が立っていた。

 

 

家人「カラスが散らかしたのでしょう

ネットを出し忘れたよ」

ワシの手からホーキとチリトリを

奪い取って道路に出て行った。

 

 

門柱の上に置いた朝刊を手に取り

居間に戻った。

 

 

3、指定のゴミ袋を取っておくれ。

 

勝手口で声がした。

家人「引き出しからゴミの袋を取って

下さい、小さいので良いから」

 

 

市役所指定のゴミ袋である。

これに入れて出さないと、ゴミ収集車は

引き取ってくれない。

 

 

しばらくして、戻って来た。

家人「掃除が大変だったよ、道路が

濡れていて、ゴミがこびりついていた」

 

 

4、早朝勤務の手当てはない。

 

私「あのカラス、市役所のまわしもんだ」

家人「なぜ?」

 

 

私「指定のゴミ袋を破って回る、仕方がない

みんなゴミ袋を買って来る、市役所が儲かる」

 

 

家人「早朝出勤の手当ても払わずにですか」

私「うん、市役所は2重に儲かっている」

 

 

では、またあした。

 

 

ポチッとをいただくと

嬉しいに決まっています。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳代へ
にほんブログ村