老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

コーヒーが好き。

あの香りと、苦い味を気に入っている。

昔、青春時代に喫茶店というものがあった。

 

 

1、團伊久磨のパイプのけむり

 

映画を見た帰りや本を買った帰りに寄った。

買った新しい本は、そこで読み始めた。

 

 

何もない、ぶらりと入った時は週刊誌を読んだ。

中でも印象に残っているのは、朝日グラフという

写真が売りの週刊誌。

隔週発行だったと思う。

 

 

その週刊誌の末巻に「パイプのけむり」という

エッセーが書いてあった。

作曲家團伊久磨の書いたもので、息の長い

連作だった。

 

 

作曲家らしくて、何事も徹底的に調べないと

気がすまない。

そんな性格で、書いてある文章が面白かった。

 

 

また、そんなしっつこさがあって、音を

表現できるとそんな気がした。

 

 

茶店で飲むコーヒーと読む雑誌の

楽しみでもあった。

 

 

2、好みは流行らない店。

 

コーヒーは飲み始めた時から、砂糖やミルクを

入れないストレートだった。

香りも好きだが、あの苦さがたまらん。

 

 

友達のガールフレンドは、あの人若いのに

少し変わっているね。

と言ったそうだ。

 

 

その青春時代は、喫茶店が流行していた。

いろいろな喫茶店があった。

 

 

音楽だけでも、歌声喫茶ラテン音楽

映画音楽、クラシックそれにジャズ。

 

 

好みは、流行らない店。

静かな店。

 

 

3、マッチの収集は自分が行った店。

 

会社の同僚で友人。

彼も負けず劣らずの、コーヒーマニア。

 

 

自分がいった所の喫茶店のマッチを

集めていた。

会社の机の引き出しには100個以上

入っていた。

 

 

ワシが新しい店に行く、マッチをもらう。

彼に渡す。

引き出しに入れるが、別の場所。

 

 

自分が行ってマッチをもらって

引き出しに入れる。

ワシがあげたマッチは、戻って来た。

 

 

「あの店は、コーヒーがうまいね」の

返事があった。

 

***

あの頃、福岡の町にはいくつの喫茶店

あったのだろうか。

 

 

どの店のコーヒ―の味がどうだったとか

話していない。

彼はガールフレンドと一緒に

行ったんだろうか。

 

 

それもわからない。

もう、遠い昔の記憶である。

 

 

では、またあした。

 

 

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