老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

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ニガウリ、ゴーヤチャンプル―。

もう、ゴーヤを知らない人は居ないと思う。

 

 

代表的な料理は、ゴーヤチャンプル―。

チャンプルではないチャンプルーと引っ張る。

なぜかって、それは知らん。

 

 

1、昔の名前はニガウリ。

 

家人の親父さんは、ニガウリと呼んでいた。

今、店で売っているものより、細長くて

小さかった。

 

 

ちょうど、キューリほどの大きさだった。

 

 

これを、七輪で焼く。

七輪は、アウトドアのコンロ。

昔は、これに火を起こしてサンマを

良く焼いたものだ。

 

 

ニガウリが焼けたら、薄切りにする。

 

 

「一緒に食べんね」

「これで酒ば飲まんね」

 

 

2、ニガウリは、超苦い。

 

食べるのは、初めて。

一切れを口に入れた。

そっと噛んだ。

ウーッ、苦い!!

 

 

家人の親父さんは、私の顔を見て笑った。

 

 

「そうたい、苦かろうが、この苦みが

旨かったい」

そう言って、酒を一口飲む。

 

 

家人のお母さんが、話す。

「ニガウリを食べると、元気が出るとよ」

 

 

苦みを酒で流し込んだ。

これを旨いと言えるのか。

口に出さないが、そう思った。

 

 

3、あんた、ゴーヤを植えてください。

 

会社勤めが終わって、近所に畑を借りた。

夏野菜は、一通り植えた。

あと、忘れているものはないか。

 

 

家人「あんた、ゴーヤを植えてください」

私「あのニガウリか」

 

 

家人「町でゴーヤーチャンプルーを食べた

とても美味しかったよ」

私「苦かったろう」

家人「少しね、でも美味しかった」

 

 

ゴーヤーチャンプルーはゴーヤと豆腐と

卵を炒めたもので、苦みは少なくて

美味しいと言う。

 

 

4、畑の友達にたずねた。

 

ニガウリは昔からの土地のもので、ゴーヤの

原種みたいまものだ。

ゴーヤは、品種改良をされたんだろう。

苦みもまろやかだ。

 

 

植えてみるかい。

苗は3本だったらあげるよ。

 

 

始めに、元肥を入れるだけで良い。

育てやすい。

夏の暑さで育つよ。

 

 

ゴーヤがなり過ぎて、配らんと

いかんようになるよ。

 

 

5、暑い夏は、ゴーヤで決まりだ。

 

収穫して、ゴーヤチャンプル―を食べた。

なるほど、苦みはマイルドだった。

ビールと良く合う。

 

 

家人「ね!美味しいでしょう」

私「旨い」

それ以来、すっかりゴーヤのファンになった。

 

 

ただねえ、ゴーヤのジュースは今でも苦手だ。

 

 

暑い夏は、ゴーヤチャンプル―で決まりだ。

 

 

では、またあした。

 

 

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ゴーヤも旨いです。

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