ガンの疑いと、非常に珍しい病気。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
家人「Tさんから電話があってねえ、ご主人は
ガンの疑いがあるそうです」
私「しばらく前に、セキがひどくて続いていると
言ってたなあ」
あの後、かかりつけの病院の先生は、胸の
レントゲンを撮った。
これはひどいと言った。
大学病院にすぐ行きなさい。
紹介状を書いてくれた。
大学病院はワシと同じ呼吸器センターで
検査入院をした。
ノドから菌を取った。
培養して何の菌であるか判断する。
それで自宅療養になった。
セキは薬で少なくなっている。
タンは相変わらす出にくいようだ。
***
家人「話を聞いているとね、あんたの病気に
似ているようだね、ノドから菌を取って
調べたでしょう」
私「あれか、あれはきつかった、苦しかった
死ぬかと思った、2度とはゴメンだな」
家人「あの頃は、変な名前の病気の疑いだった」
私「アミロイドーシスだろう、あれも珍しい
病気だと言ってた」
結局、その病気ではなかった。
その後、九州大学の教授に相談が行って
久留米大学病院で治療することになった。
血液センターの若手の先生と、呼吸器センターの
若手の先生の2人で共同の治療になった。
ある時、看護婦さんが2人とも若手でバリバリの
先生だよと言った。
***
体の隅から隅まで調べられた。
極端な話だが、足の裏まで調べられた。
ある時、メガネを先生の前で外した。
先生は、鼻先をしげしげと見ている。
先生「メガネのあと、その下にくぼみが
ありますね、いつもメガネを
ずらしているのですか」
私「いいえ、数年前鼻の奥に痛みが出ました
たいした痛みではなかったので、そのままで
その後くぼみが出来たようです」
先生「それは、どれくらいの期間」
私「さあ、1カ月ぐらいだったかなあ」
先生「CTスキャンで調べましょう」
鼻の軟骨が少し減っている。
ノドの軟骨を調べた。
少し、ほんのわずかだが変形している。
先生「原因は、これのようだ」
病名は「再発性多発軟骨炎」
非常に珍しい病気だと言われた。
***
Tさんの御主人は、5年ほど前に膀胱ガンの
治療をした。
だから、ガンの疑いがあると言われている。
家人「ただの肺炎だと良いのだがねえ」
私「ガンもワシのような病気も救いがない
からなあ」
家人「なおる病気だと良いがねえ」
私「来週ぐらいには、どんな病気か
わかるだろうよ」
家人「来週、電話してみます」
朝のコーヒーはいつもより苦かった。
では、また明日。
ポチッとをいただくと
喜びます。