物忘れのお年頃。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
店の人「お客さん、これ忘れていますよ」
私「そうだった、すまんすまん」
もう今は、すっかりと物忘れのお年頃に
なってしまった。
***
今朝起きて居間に行くと、おきがけの家人と
鉢合わせになった。
私「どうした、いつもより早いが」
家人「昨日、ガムテープを何処に置いたか
わからなくなったでしょう」
私「ああ、さがしていたなあ」
家人「とうとう、あきらめたのですがねえ」
今朝、目を覚ますと同時にゴミを出したことを
思い出した。
ゴミの入った袋が破れていた。
これだと、カラスが喜ぶ。
それで、ガムテープで破れをふさいだ。
ガムテープは、塀の上に置いたんだよ。
家人「はっきり、思い出したよ今から
取ってきます」
私「あそこにあれば良いなあ、しかし
思い出したことのほうが、もっと良い」
***
物忘れで一番恐ろしいものは火気だ。
それも消し忘れ。
火の用心だ。
そのために、すべての火力を電化にした。
もっとAI(人工知能)が発達したら、ワシと
家人の行動を見て、忘れないようにと注意
してくれる。
そうも思うが、いちいち指示されることも
たまらんと思う。
***
物忘れで困ることがもう一つある。
それは、人の名前が出てこないこと。
テレビの人物を見て「ほら、あの人」と
言うことが多くなった。
これに、家人が答える。
家人「ああ、あの人だよ、ほらあの人」
そのうちに、ご近所さんの名前が出て
こなくなる。
ああ、今のところ大丈夫だ。
名前が出てこないと困ったことになる。
愛想笑いで、ごまかすしかない。
娘「私のことを忘れるんじゃあないよ」
いつもお叱りを受けている。
***
最近は、忘れてしまうことと思い出す
ことが半分半分になった。
しかし、暮らしには支障はない。
老老、お互いに80才で補っているよ。
では、また明日。
ポチッとをいただくことは
忘れません。