あんた、生きとるとね、良かった。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
Sさん「あんた、生きとるとね、良かった」
畑友達だったSさんから電話があった。
私「あいにくだったなあ、三途の川まで
まだ遠いよ」
Sさん「そうだな、三途の川も今じゃあ
6文銭では渡れない、お金貯めたか」
私「年金暮らしじゃあねえ、なかなか
貯まらんよ」
Sさん「ところでな、車を止めたよ」
私「そうかい、よかったない」
Sさん「歩いて見たらほとんど歩けん
あんたが歩行器でスイスイ歩いていると
Kのやつに聞いた」
***
Kさんとは、スーパーで時々会う。
ほとんど毎日行ってるようだから、時々に
なるのはこちらの方が、毎日行かないからだ。
これからは、熱心にスーパー通いを
せんといかん。
あそこに、常連になることでこちらも
元気になる。
家人の荷物も運べて一石二鳥、いや
一石三鳥だ。
友達の消息が聴けるからね。
***
Sさん「最近どうもいかん、注意力が落ちた
運転中にヒヤリとすることが多くなった」
近所には、所帯を持っている娘さんが居て
車をやめろとしきりに言ってたが、覚悟したよ。
Sさん「シニアカートにしようかとおもったが
あれは、楽過ぎて歩かなくなる」
お隣の婆ちゃんがそう言った。
私「あんた金持ちだから、シニアカートと
歩行器と両方買えば良いよ」
Sさん「いいや、歩行器とテレビを買い
替えるよ予約機能が付いてるやつで
見損なったものも見たい」
私「おや、詳しいね」
Sさん「孫がそう言った、ゲームもつなげるやつ」
私「ゲームが出来るの、進んでるね」
Sさん「ゲームは、孫たちだ」
孫たちは、しょっちゅう来ていると言った。
***
車を手放すことで、暮らし方が変わって来る。
良い方向に変われば、それで良い。
車の事故に遭ったと思えば、それが一番良い。
では、また明日。
ポチッとをいただくと
ぐっすりと眠れます。