すこたえもんには、ならんほうが良い。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
「宝のもちぐされ」ビフォー。
アフター。
昨年12月から、食べた果物のタネをまいた。
その柑橘類のタネが、動き始めた。
もとより自然のままでは、春先の3月
暖かくなって動き始める。
居間で一番日の当たる南の窓際に置いている。
夜は、発泡スチロールの箱に入れて
少し温度を加える。
家人「鶏が卵を抱くときみたいだなあ」
私「鳥たちは卵を抱いてあたためて
孵化させるね」
案外、孵化する時間と同じくらいで発根
発芽をするのかもしれない。
卵とタネでは外観や種類が違うが、命が
生まれることは同じようなものである。
依然、子供が自分の体温で卵を温め
ヒヨコが生まれた。
そんなニュースの記憶がある。
野菜のたねの話しなのだが
発芽に適した温度は、体温と同じであり
女性のブラジャーの中に入れておけば
100発100中で発芽する。
野菜作りの仲間の話しであった。
やつは、ニコニコ顔で話した。
きっと奥さんが実験台になって試した
その経験者だと思った。
こんなことを「下司の勘繰り」と言う。
しかし、そうやって発芽したタネは
幸せ者だと思う。
***
人間の体温が36度と言うのは、命が
スムーズに活動している証である。
微生物の発酵する温度。
卵が孵化するための温度。
野菜や果物が発芽する温度。
これも同じではなかろうか。
万物は、この時に誕生する。
花も、虫も、鳥も、タネも。
タネの発根や発芽を人為的に温度を
与えて、早く命を作った。
神様の意思に反することかもしれない。
しかし、誕生や成長の過程を
見ることは楽しい。
***
レモンのタネに発根が見える。
これを鉢に入れた土に移す。
本格的な発芽になる。
誕生とはその時だろう。
この他にも、柚子や河内ミカンの
タネもまいている。
少しだがふくらみが出て来た。
目に見えないほどだが、動きを感じる。
この暖かさが続いてくれれば動きが
目に見えるようになる。
楽しみである。
家人「まだ、芽は出ませんか」
私「すこたえもんには、ならん方が良い
ゆっくりだ」
(すこたえもん=慌て者、せっかちな人)
ゆっくりと自然の時間の流れで暮らしたい。
では、また明日。
ポチッとをいただくと
暖かくなります。