ほっけんぎょう、さぎっちょう、どんとやき。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
家人「爆弾低気圧だのコロナは緊急・・・だの
不気味だねえ、日本はどうかなってしまう」
私「正月早々だもんなあ」
家人「心配しても仕方がないね、冬眠、冬眠だよ」
私「冬眠でさ、何も食べず2カ月ほど眠れる
方法はないものかねえ」
家人「春先に暖かくなって目を覚ます、良いなあ
あんたが、考えてくれないかい」
私「それでさ、コロナも寄り付かないと
万々歳だがね」
朝食は、終わった。
外は雪こそ降っていないが、北風が強い。
外回りの散歩は、中止した。
家人「今度の低気圧、あんたが悪くならないと
良いがねえ」
私「超ど級の低気圧と言うが、近くを
通らない限り大丈夫だろう、多少の苦しみは
あるだろうが」
家人「軽いと良いがねえ、心配するよ」
***
昼前に娘が来た。
娘「お正月はどうだった」
私「何もない」
家人「おせちを食べて、テレビを見て、後は居眠り」
娘のところは、兄弟夫婦が来た。
新年のあいさつをして、子供にお年玉をあげて
早々に帰った。
子供は、お年玉をもらって喜んでいる。
亭主は、仕事を始めた。
三社参りの他には、どこにも行かなかった。
コロナのせいで、そっけない正月だった。
私「お守りありがとう、早速財布の中を入れ替えた」
娘「古いお守りは預かろうか、ほっけんぎょうで
燃やすよ」
私「たのむよ、助かるよ」
***
お正月を過ぎて、神様に帰ってもらう。
送り火の行事が各地にある。
正月に使った門松、しめ縄、古いお守り札などを
燃やして神様を送り出す。
私のところでは、「ほっけんぎょう」と呼んでいる。
ところによっては、「さぎっちょ」や「どんと焼き」
などの名前が付いている。
その地域では、餅を焼いたり。
九州の各地では、モグラたたきの行事もある。
長い竹竿の先に縄をまいて、これで地面をたたく。
バシーンと強い音が出る。
子供たちが、あちらこちらを叩いて回る。
近所の人たちが、お菓子を配る。
モグラは、ビックリしてこれはたまらんと
逃げだしてしまう。
これは、五穀豊穣の祈りだと思う。
***
1月7日には、日本3大火祭りの内2つが
福岡県である。
久留米大善寺では、鬼夜と言う行事がある。
いずれも、鬼は厄介者で、出てこないように
火を燃やして退治する。
コロナも厄介者である。
これらの火祭りで治まってくれれば良いが。
家人「今の人たちは、こんな行事に期待はせんよ」
私「そうだろうが、昔は薬もお医者さんも
少なかった、みんなの祈る心で厄を通り抜けた」
老老、ふたりでコロナに効いてくれと願った。
では、また明日。
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