ザボンの話し。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
左、ザボン 右、ミカン
サボンと言う名前からして少し変だと思う。
日本の言葉じゃあないよね。
外国から来たのだ。
そんな気がする。
私「長崎のザボン売りと言う古い歌は
知ってるかい」
家人「もちろん、でもなぜ?」
私「ブログのコメントにサボンとミカンを
交換しませんかと書いた」
家人「それで」
私「長崎のザボン売りの歌を知っていますと
返事が来た」
家人「相当昔の歌だよね、歌手は小畑実だった」
私「坂の多い街の中で売っていたのかねえ」
家人「子供の時の記憶ではねえ、駅の売店か
ホームに2個か3個縄でくくって
ぶら下げてあった」
***
ザボンの由来はいろいろある。
定まっていないようだ。
ザボン売りの本場、長崎は。
中国が原産地で、長崎に持ち込まれた。
寛文(1667)唐船の船長がザボンのタネを
ジャワから持ち込み、西山神社にタネをまいた。
今でも西山神社に原木がある。
島原半島を経由して、熊本、鹿児島の地域まで
広がった。
別の話では。
江戸初期、貿易船の船主、謝文旦が持ち込んだ。
果肉が黄色のものが、名前からの文旦ボンタン。
果肉がピンク色が、謝文でザボンになった。
伝来の地は、鹿児島阿久根。
(長崎ではなかった)
阿久根は、熊本の南。
この地域には、今でも果肉が黄色の晩白柚が
名産になっている。
大玉の晩白柚は、子供の頭よりもっと大きい。
九州自動車道がない時代は、国道3号線を熊本から
先の南に車で走ると、あっちこっちでこの晩白柚を
売っていた。
今でもあるだろうか。
***
この他にも、ボンタンアメというものが鹿児島に
あったと言う記憶がある。
砂糖漬けにしたお土産品があった。
このザボンの皮の砂糖漬けは、家庭でも良く
作られていた。
知人にザボンの砂糖漬け作りが名人と言われる
ほどの人もいる。
***
最近、知った話。
愛媛である。
九州育ちではなかった。
九州の名産だと思い込んでいた。
井戸の中の蛙だったよ。
では、また明日。
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