大根は、千両役者だよ。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
家人「ブリ大根のお作りはあきらめたのかい」
私「うんにゃ、気乗りがしないだけ」
家人「大根がさ、安くって大きいもの
があった。
これって、おいしそうだろう」
私「生の大根がかあ」
台所から見せている大根は
大きかった。
もちろん色白で、真っすぐ。
おいしそうに見えるかどうか、それはもう
その人の感覚次第である。
私「ああ、おいしそうだよ」
逆らわない、従順な返事をした。
心の中では、食べてみんとわからんと
叫んでいた。
私「真ん中から上、3分の1ほど
残してくれ」
家人「おや、ブリ大根用ですね」
ほら、例の早合点だよ。
ブリ大根を作ろうと思ったのではない。
***
大根は、千両役者だと思っている。
しかし現在は、どんなに頑張っても
評判にならない、当たらない役者を
「大根役者」と言う。
その理由は、大根がどんな料理にして
食べても中毒しない。
食あたりをしない。
そう言う良いことを、悪い例にしている。
そこが、おかしいと思う。
「大根足」もだ。
大根は、大昔からある。
昔は、おおねと呼ばれていた。
いつの間にか、だいこんに変わった。
大昔の野菜作りには、肥料はなかった。
その為に、大根はスラリと細かった。
「大根足」はスマートな足だった。
今は、野菜作りに肥料は欠かさない。
大根は、太くなってしまった。
本当は「大根足」は色白で
スラリとした足だ。
***
大根の料理は多い。
昔から活躍しているからだろう。
大根ステーキ。
ふろふき大根。
おでん。
手羽元と大根の炊き合わせ。
大根の即席漬け。
大根サラダ。
その他多数。
***
作りたかった、食べたかったのは
大根餅。
大根餅は、ご存知ですか。
ペッタン、ペッタンとつかなくても
出来る餅です。
材料。
大根 半分
小麦粉 大さじ3
片栗粉 大さじ3
ゴマ油 大さじ1
ツケだれ
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1
調理。
大根はすべてすりおろす。
大根ずりを大量に作る。
水気を軽く切る。
これに小麦粉と片栗粉を入れて混ぜる。
餅の下地になる。
フライパンにごま油を入れる。
餅の下地を丸めて餅の形にして焼く。
丸い餅でも四角い餅の形でも良い。
東京は、四角い餅だった。
両面を焼く。
美味しそうな焦げ目になるように。
出来上がったら、つけだれをつけて
召し上がれ。
以上、我が家流。
おばあが作ってくれていたもの。
簡素なものだからいろいろな
バリエーションが出来る。
材料に入れるもの。
つけだれに入れるもの。
現代風に、子供が好むように
作りかたは、自由です。
子供と、ご主人と作り方は自由研究。
ホットプレートで焼くも良い。
タコ焼き器では、やったことがない。
出来る可能性は大きいと思う。
ブログ友の所のタコ焼き器は
まだあるだろうか。
あったら、試して欲しいね。
わが家も今年は、まだ作っていない。
ブリ大根の前に、これを作ろうと
思っている。
では、また明日。
師走になりました。
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