老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

包丁を研いだ。

おはようございます。

久留米のじじいであります。

 

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 左、菜切り包丁、中、出刃包丁、右、果物ナイフ。

 

外は、曇りで風も強い。

台所で包丁を研ぐ事にした。

 

 

私「どの包丁を研ごうか」

家人「おや、今日は包丁研ぎですか」

 

 

私「昨日、包丁を研ぐと言わんかったか」

家人「聞いたかもしれない、聞かなかった

かもしれない」

 

 

私「そうかのう、確か話したと思うんだが」

 

 

最近は、話しの行き違いが多い。

話したか、話していないか。

聞いたか、聞いていないか。

 

 

翌日になると、お互いに確証がない。

 

 

スマホの録音機能に入れておけばと

思うが、それも忘れてしまう。

 

 

だが老老、二人の暮らしだから

さほどの支障はない。

 

 

***

家人「この菜切り包丁と出刃包丁が

切れないよ」

私「両方とも、しばらく前に研いだっきり

だからね」

 

 

家人「鯛やブリのアラの安いものが

出ていますが、包丁が切れないとね」

私「アラ炊きか、良いねえ」

 

 

家人「ね、鍋にも良いでしょう」

私「寒くなったからね」

 

 

出刃包丁から研ぐ事にした。

余裕があれば、菜切り包丁も研ごうと

思っている。

 

 

これを、しゃべると

やつはすぐに、無理をするなと言う。

 

 

黙って、出刃包丁に取りかかつた。

 

 

***

包丁には、和包丁と洋包丁がある。

 

 

その他にも、種類はあると思うが和と洋を

覚えておけば、差し支えはあるまい。

 

 

和包丁は、日本産。

昔からある。

 

 

ワシの子供時代は、洋包丁と言うものは

なかった。

高度成長期で景気が良いころに入って

きたような気がする。

 

 

決定的な違いは、和包丁は片刃。

洋包丁は両刃。

 

 

和包丁。

うちでは、出刃包丁がこれ。

 

 

日本の和包丁は、例えば野菜を切る時

野菜のある左側の包丁の面は垂直で平。

 

 

右側だけに、刃が出ている。

だから、片刃。

 

 

野菜や魚を垂直な面に当てながら切る。

力を入れなくても、まっ直ぐに切れる。

切れることで、いろいろ細工が出来る。

 

 

洋包丁。

うちでは、菜切り包丁がこれ。

 

 

ステンレスの安価なやつ。

すぐに切れなくなる。

 

 

西洋から入って来た包丁は、右左両面に

刃が出ている。

力で叩き切る。

 

 

映画やドラマで、外国の肉屋さんは包丁を

研ぐのに丸い棒状のやすりにシャカシャカ

と滑らしている。

 

 

細かい切ると言う作業は、小さいナイフで

行う。

 

 

砥石。

粗目と細目の2種類を使っている。

 

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 左、粗目 右、細目。

 

始めに粗目で研いで、その後仕上げに細目を

使っている。

 

 

100円ショップには、粗目と細目が裏表の

砥石があった。

じゅうぶん使えると思う。

 

 

刃の手触り。

切れるか、切れないか手で確かめる。

 

 

右手親指の腹にそっと刃を当てる。

切れない時は、つるりとした感触。

切れる時は、ゾリゾリとした感触になる。

 

 

説明してもわからないと思う。

何度も経験することで、わかって来る。

くれぐれも、力を入れて触らないように。

 

 

***

包丁を研いだのは2カ月前。

入院で、1カ月飛ばした。

 

 

出刃包丁は、少し刃が丸い。

右面の刃がついている方を、荒めの砥石で

まず100回研いだ。

 

 

切れ方を親指で確かめる。

まだ駄目。

 

 

更に100回研いだ。

少しゾリゾリするがまだ駄目。

 

 

左面を軽く30回研ぐ。

これは、垂直面の修正。

 

 

更に右面を100回研ぐ。

感触は、良くなった。

左面を軽く20回。

 

 

更に右を100回研ぐ。

これで良し、切れる感触になった。

 

 

試しに、野菜くずを切った。

OK

 

 

ここまでで、あまり疲れていない。

次の菜切り包丁も研ぐ事にした。

 

 

***

菜切り包丁は、洋包丁を使っている。

 

 

本当なら、和包丁の高級なやつにと

思うが、今の洋包丁がこわれない。

捨てるのがもったいない。

 

 

ステンレス製ですぐに切れなくなるが

研ぎやすい。

片面、100回研ぎ両面で200程研いで

お終いにした。

 

 

正月前に、もう一回研げば良い。

ついでに、果物ナイフも研いだ。

 

***

家人「外の草取りは、寒いやめた」

私「風が強いからなあ、包丁研ぎも

終わった」

 

 

家人「3本ですね、大丈夫だったですか」

私「ああ、元気だピンピンしてる」

家人「強がりは、止めて下さい」

 

 

私「包丁は切れるようになった、野菜と

いっしょに手を切らないように」

家人「わかりました、リバテープをそばに

置いときますよ」

 

 

家人は、意外とそそっかしい。

自分でも手を切る可能性があることを

自覚しているようだ。

 

 

これであとは、炬燵でひと休み。

 

 

では、また明日。

 

 

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